Twitter(X)を見てるとたまに婚活関連のポストが流れてくるのですが、婚活物語。さんの記事を見て、これは自分の事だ!と

思い出したので久しぶりに筆を執りました。以前にブログに書いてなかったっけ?と思って掘り起こしたらありました。

 

 

①できる限り惚れさせてから

②貴方が嫌がるのは普通だと理解を示した上で

③相手が引き返せる時点(結婚相談所なら真剣交際前)に言う

婚活物語。さんの記事にある条件をおおむね満たしているような気がします。①と③は一見矛盾してて同時に満たすのは難しそうですが、そこは雰囲気で判断するしかないでしょう。

 

これはテクニックというより、そもそも自分に不利な条件があることを認知してないと出来ないでしょう。婚活しているとげんなりするほど自分の嫌な面を直視することになるので自然と目をそらしてしまうことが多い気がします。よくネタになる40代で20代の子にアプローチするというのも、年齢で相手を判断する自分の人間性、それでいて自分は取り返しがつかないほど若さを失っている、というような負の自分から逃避しているんでしょう。

 

私の場合の不利な条件は転勤が迫っていることでした。しかし、婚活当初は正直それほど重いことだと思ってなかったのが正直なところ。転勤はするけど自分の収入は十分あるし転勤先で慣れたらパートでもして支えてほしい、婚活当初はそんな甘い考えでした。これ逆に考えると、高収入の女性から「キャリアを全て捨ててもらいたい、でも無職は困るのでバイトでもして食い扶持は稼いでくれ」って言われるようなもので、自分が言われたら到底受け入れられることではなかったんです。

 

こういうふうに相手の立場で考えることって案外見落としがちで、特にジェンダーがあると難しい。昔、仕事でプレゼンをしたとき、自分より可愛い女子がプレゼンしたときの方が話をよく聞いてもらっていたことがありました。自分のプレゼンは結構よく出来ていたと思ってたので、仲の良かった上司に「可愛い子はこういうとき得ですね」とつい愚痴ってしまいました。そのとき「でもあの子は女というだけでなめられる。本当はどっちが得なんだろうな」と言われて、異性の立場に立つと見方も違ってくるんだなと学ぶことが出来ました。フェミニズムってネットだと馬鹿にするネタになりがちですが、本当はこういうジェンダーギャップを解消するための学問なんでしょうが。

 

それでも婚活はじめた時は、ジェンダーバイアスがかかっていたんですね。バイアスが消えたのは、実際にお見合いして色々な女性と話すことが出来たからです。私と同じように社会の中でもがきながらも努力して誇りをもって働いている方が何人もいました。女性だから仕事は辞めてもいいなんて軽々しく言ってはいけないことが伝わってきました。妻と付き合う前にこの経験がなかったら今も独身のままだったのかもしれません。

際どい話題だけど夫婦には非常に重要なテーマ

学会の定義によると、セックスレスは特別な理由なく1ヶ月以上レスになること、だそう。

『特別な理由』というのが曖昧ですが、1ヶ月というのは結構シビアだなあ、と今は思います。

 

うちは結婚してから2年はレスじゃなかったです。

逆に言うと、2年経ったらレスになりました、妻が妊娠したので。

妊娠中も数回性行為はありましたが、出産後は長いレス期間になりました。

出産は帝王切開だったのですが、帝王切開は出産後10ヶ月は性行為禁止、と言われたので自然とそうなったのです(これは後で勘違いとわかったのですが、正しくは出産後10ヶ月は妊娠禁止だったそうです)。

ただ、10ヶ月が過ぎてもなかなかレス解消とはいきません。

初めての子育てで、疲労もあるし生活が変わり過ぎてタイミングがわからなかったというのが正直なところ。

子育ては妻の負担が圧倒的に重かったので、そういう話をするのは憚られたのです。

 

結局、出産後一年以上レスになってしまいました。

これではいけないと意を決して、妻と話してレスを解消しました。

妻の方もこのままレスになるのか、という不安はあったようです。

文章にするとあっけないですが、葛藤や悩みがあった期間です。

 

それから間も無く2人目を妊娠して、また、妊娠・出産でレス期間に突入したのですが、

現在は1ヶ月に一回くらいは行為があるので、定義上はセックスレスかどうかのボーダーライン。

でも子供2人いる生活のペースとしてはこのくらいでも十分かな、と思ってます。

少し生活が落ち着いたので近況まで。

2人目の子供が産まれたのでバタバタしていました。

といっても2人目になると慣れが出てきたのか、時間的には忙しいものの精神的には落ち着いてます。

 

1人目は高度不妊治療を1年近く行ってなんとかかんとか授かったのですが、2人目はなんと自然妊娠であっさりやってきました。結構な高齢出産でしたが、無事2子(女と男)とも元気にやってます。

世の中、"もってる人"はいるんだなあって感じです。

私が"もってる人"なんじゃなくて妻の方がそういう感じの人です。

 

なんというか婚活とか妊活とかしていたのが遠い過去のことに感じられます。

私はそういう過去も記録に残しておきたいと思うのでブログや日記に残すのですが、妻にとってはもう振り返ることもない記憶なんだろうな、と思うのです。

 

婚活とか妊活とかは結果だけが大事で過程ってどうでもいいんですよね。

結果が出なければ時間とお金を無駄にするだけ。

強いて言うなら結果に繋がる為の過程が大事ってだけ。

だからあの時何があったとか思い出すことに意味は無いんですよ。

妻は未来志向なので今更、婚活とか妊活のこと思い出すことはないんでしょうね。

生活する上ではその方がいいです。

 

自分はどうしても過去のことも忘れられません。

婚活に失敗して一生独身の自分、妊活に失敗して子供のいない夫婦、になってたらどうだったんだろう、と時々考えます。

それでなくても社会には婚活・妊活に失敗する人もいっぱいいるけど、そういう人たちのことを考えてしまいます。

自分が行っていた婚活って何だったんだろうな、って時々思い出してブログを開いてしまいます。