婚活していると、どうしても年収が低いとか年齢が高いといった不利な条件が気になってしまいます。年収や年齢ならプロフィールを見ればわかるんですが、中にはプロフィールに書いてない条件があります。親と同居とか転勤族だとかいう条件はプロフィールからはパッとわからないケースも多いことでしょう。

 

私も婚活と同時に転職活動していたのがネックでした。転職したら確実に関東を出ることになります。これは結構大きな条件で、関東に住んでいる人にとっては、私と結婚したら職も家も捨てることになります。

 

私が紹介型の結婚相談所に登録しようと思ったのは、まさにこの条件があったからです。最初に結婚相談所の担当の方に伝えたのは「転職先に付いてきてくれる人を紹介してほしい」ということでした。紹介型の相談所なら、この人と結婚したら地方に行くことになるがどうか、という紹介もできるかと思ったのです。

しかし、担当の方は少し考えたのち、「最初から転職先についてきてほしいと言わない方がいい」と言いました。

その後言われたことです。

「女性は良いと思った男性なら仕事辞めても一緒に付いていくでしょう。ですが、最初から仕事辞めて地方に付いていく条件の人だと言って紹介したら会ってももらえませんよ。」
 

結婚に際して住居を変えるとなったときの対応は三通り

①どこに住んでも構わない

②相手と場所による

③絶対に今の仕事と住居を変わりたく無い

 

男性は③の場合が多いんでしょうね。私も仕事を辞めるくらいなら一生独身で構わないと思ってましたので。

それで、相談所の方によると女性も①のケースに当てはまる人はほとんどいないけど、②は結構ありえるよ、ってことだそうです。

もちろん③に当てはまる女性も多いでしょうね。そういう人からすると、最初から条件をオープンにしていないのは迷惑と思うのでしょうが、②のケースがある以上絶対に条件をオープンにすることはできません。

 

要するに、女性が一緒に付いてきてくれるかどうかは男性の器量であり、最初から条件にするものでは無いということでしょう。これは結果から言うと正解でした。私の妻は私の住居が近いという理由で会ってみたそうですが、それは仕事を続けて自分の実家近くに住めるかもと思ったからでしたが、結果は遠方に嫁ぐことになりました。婚活していると気の合う人に出会うのは本当に難しい。それなら、多少の不利な条件は飲んでもよいということでしょう。

 

さて、条件をオープンにするタイミングですが、結婚相談所でいうところの仮交際の時しかないでしょうね。結婚を前提にしたお付き合いになるのを待ってから言うのは、流石に不誠実と思われかねません。そして、伝えるときには必ず対案を出さないとマズい。こっちは仕事を辞めてもらうのだから生活の補償はすることを伝えないとならない。「仕事はパートでいいよ」は間違ってもまっとうに社会人している人に言ってはいけない。自分が「仕事辞めてコンビニバイトで働いでよ」と言われたらどう思うか考えましょう。同居が条件の人は、絶対に親に干渉させないため二世帯住宅にするなどをプレゼンするべきでしょう。多少不利な条件があっても頭を使えば解決法は見つかると思います。