枠順をみていろいろ思うところはあるのですが、
ひとまず過去の牡馬三冠馬の、
天皇賞成績を調べてみました。
天皇賞(秋)を制したのは、
意外にもシンザンとミスターシービーの2頭のみ。
シンザンのときは芝3200でしたので、
「芝2000の天皇賞(秋)を制した」のは、
ミスターシービーだけとなります。
<三冠馬と天皇賞>
1941 セントライト
(春秋とも未出走・菊花賞で引退)
1964 シンザン
(1965 秋1着 ※芝3200)
1983 ミスターシービー
(1984秋1着 ※この年より芝2000
1985春5着シンボリルドルフ岡部幸雄)
1985 シンボリルドルフ
(1985春1着・1985秋2着 ギャロップダイナ根本康弘)
1994 ナリタブライアン
(1995秋12着 サクラチトセオー小島太
1996春2着 サクラローレル横山典弘)
2005 ディープインパクト
(秋未出走・2006春1着)
2011 オルフェーヴル
(2012春12着 ビートブラック石橋脩・秋未出走)
2020 コントレイル
(春未出走・2021秋 ?着)
菊花賞で引退したセントライトを除くと、
春天も秋天も勝てなかったのは、
ナリタブライアンとオルフェーヴルの2頭。
この2頭には、3歳時に菊花賞の次走で
有馬記念を制しているという共通点があります。
三冠馬で唯一、芝2000の天皇賞(秋)を
勝っているミスターシービーですが、
三冠達成後の勝利は、この天皇賞(秋)のみでした。
そういう点では、三冠達成後は未勝利で、
天皇賞(秋)とJCの2戦で引退が決まっている
コントレイルが、唯一勝てるGⅠなのかもしれません。