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猫の島調査報告書

月夜にささやかな酒宴 ことのは積み上げ十年目

なんとなく、
柄にもなくため息を吐きたい次第なので元気になれる本を1冊。



「流れる」/幸田文。
ご存知、幸田露伴→幸田文→青木玉とつづく流れの幸田節全開の作品です。
新潮文庫版が読みやすいかな。


いわゆる『全集』と名のつく函入り上製のコテコテな全集を購入した経験は殆どないのですが、このかたの全集が手元にあったら幸せだろうと思います。


さて
物語は置屋の女中である主人公を中心に進みます。

正直なところ、読み始めは死語に等しい単語の多さにくらくらしたものです。それでも構いません。新しい状況に戸惑うのは主人公も同じ。
そして読み進める内に彼女のしっかとした冷静な視線に、読者も同じように世界を見つめられるような心持ちになるのです。

一旦得た視点は、本を閉じても再現ができるものだと私は思っています。嫌な言い方をしてしまうと、これはそういった財産に成りうる作品だと認識しています。



先日の竹本住大夫「文楽のこころを語る」に収録された対談で、杉村春子の素晴らしい演技を絶賛されているのが舞台版「流れる」。
DVDも出ているので是非とも原作と合わせて鑑賞したいものです。
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夜明けのマルシェ×Ameba



成立するでしょう。


なんかの拍子に
「あ、こいつちょっとイイかも」と思うときはあるかもですが、魅力に気が付くというだけです。

そのあと異性であることを意識するようになるかと言えば話は別。意識する場合もあるけどねにひひ



誰とでも、とは言いませんが成立するでしょう。


どちらにしろ、話の合う人と出会うのは幸せなことです。
咳がまったく取れない上に、
頭痛・眼痛・関節痛が激しい1日でした。
仕方ないのでなるべく眠ってみました。おっかしーなー(・ω・)?



今日は本が読めないので、絵本を見ておりました。

↓有名なので、ご存知の方も多いはず。猫の島調査報告書-3人.jpg

「すてきな 三にんぐみ」です。
3人の泥棒さまのお話です。
ファンシーではないですが、色合いがきれい(´∀`*)

何故どろぼう「さま」なのかは、読んでみてからのお楽しみです。

で、
子供の時って大きい絵本を広げて読んでいたじゃないですか。
大人になると「場所とるなー」とか
「ちょっと恥ずかしい(・ω・*)」とか
思っちゃったりなんかしちゃったりしませんか?


そんな貴方にもオススメなのです。





猫の島調査報告書-ミニ版の大きさ.jpg


豆本というには大きいですかね?



「すてきな 三にんぐみ」愛蔵ミニ版/トミー=アンゲラー、訳:いまえ よしとも/偕成社。

早くおうちに帰りたいよ~

ということで、家にまつわる連作推理を。


★「家守」/歌野晶午/光文社文庫。

「ミステリ」と「情」と「悪意」の配分がよく、さくさくっと読み終わるも満足感の高い1冊でした。

またまたスタンダードな感じですなぁ。歌野じゃないみたい(笑)。
どの作品もいいタイミングでどんでん返しが入っているのです。(これもネタバレか)
連作の全体で本歌どり作法かと思うが、今のところ決定打がない。


収録作は以下のとおり。

・「人形の家で」
・「家守」
・「埴生の宿」
・「鄙」
・「転居先不明」


好みなのは「埴生の宿」。
埴生の宿(ホーム・スイート・ホーム)が効果的な叙情溢れる短編でした。
死因がわかっても最後までメイントリックがわからなかった!


次点は「鄙」かな。
『いなか、の、じけん』。嘘じゃないけどそういう雰囲気ではない(笑)
主人公兄弟のシリーズがあったら読みたいもんです。双子じゃないかと思っているんだが、読み間違いかも。

読書メーターさん☆

読みたい本のメモ機能としては凄く使いやすいですね。

が、数値にして目に見える真実。
自分の並行読み・積ん読の酷さは認識していましたが、
見れば見るほど酷いね(´・ω・`)

手当たり次第というか行き当たりばったりというかorz
スタックなんですな。後入れ先出しの法則を体現。



節制の意味をもって、本日のオススメはこれです。

「人形有情――吉田玉男文楽芸談聞き書き」/吉田玉男、宮辻政夫/岩波書店。

吉田玉男は当代一と言われた文楽の人形遣いのかたです。その芸談の聴き書きと舞台裏のエピソードをまとめられたもの。
自分は残念ながら映像でしかその業を見ることは叶いませんでしたが、ストイックな佇まいのその裏の努力が偲ばれる本です。

 脇見をせず、仕事に責任を持ってまっとうする。

 規則正しい生活と的確な状況判断。そして退き際を誤らない。

 50歳までは若くて見えていないことがあったという最晩年の言葉。

 千回と演じた演目に対してもさらに高みを目指す姿勢。

本当にダンディーな人物像を感じることのできた1冊です。