去年は個人投資家が市場を大きく賑わした。いっこうに上がらない銀行の貯金金利に別れを告げ、自らの預貯金を株式投資へ向けたのだ。主な個人投資家は40代からのリタイア組が多いらしい。その反面で若い個人投資家がメディアに露出しはじめたのも去年のことだったと記憶している。何を隠そう私も去年から株式投資をはじめた人間のひとりだ。だけどメディアに煽られたわけでもなんでもない。そもそも3、4年前から投資をしようと願望したが、まとまった預貯金が手元になかったのが理由である。
そこで、今から株式投資をはじめようと思っても思わなくても少し耳を傾けて読んでもらえたら、株を少しでも理解できるのではと思う。まずこれから株式投資を考えているひとは周囲に「株をはじめようと思うんだが」なんてことは絶対言わないことをすすめます。もし言おうものなら「絶対損をする」や「株価はそんなに上昇しないよ」なんてことを言われます。「絶対損をする」はほとんどが年配の人の意見である。理由としてはバブル期の苦い思いがあるからだ。株式投資がこれだけ一般化したのはネット取引の広がりで、元来は証券会社や銀行での窓口取引が証券マンが「この株は絶対上がりますよ」なんてことを言うのだ。「専門家なのだから間違いない」と信用して買う。バブルは弾けて株は紙くず同然に。投資はあくまで個々の判断に委ねることが原則だが、専門家だからと信用して人の意見で株を買ったのに、下がった時は株を悪しきものと判断するのです。そのうえ、たいがいの年配者は株なんてギャンブルなんだからやめなさいという。
「株価はそんなに上昇しないよ」はまるで株式経験のない人の意見である。一般的な「株価が上昇しなければ儲からない」は完全に正しい答えではないからだ。一般的な株の売買には現物取引と信用取引がある。現物取引は100万円の元手で100万円の株を買う(株価が120万円に上がり、そこで売れば20万円の儲け)、信用取引は100万円の元手で100万円の株を証券会社に借りて売る(株価が80万円まで下がったところで株を買い戻して、20万円の儲け)なので株価が上昇しなければ儲らないはあくまで現物取引に限った話なので、株価が暴落しようものなら信用取引きでは大儲けになるのである。2つの株の買い方を知っているだけで株への見方がかなり変わるのでは?この時点で絶対儲るなんて思った人は痛い目を見るのでお気をつけて下さい。あくまで株式投資歴1年なので教えられるのは基本だけです。
しかし株式投資をすると個人的意見としては「本質的価値の探求」「数字が好きになる」が私の変わった点です。「本質的価値の探求」とは株価は会社が持つ本質的価値として存在しにくいため、見極める要素を探そうとするからです。これは株に限ったことではありません。「数字が好きになる」とはあくまで文系人間の視点なのですが、いままで数字を見るだけで避けていた事柄を今は注意深く見るようになるからです。数字に関することがクイズのようにすら見えてきます。人間変われば変わるもので、現在の自分は理系に近いのではないかと思う。
以前このブログで「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」を少しだけ紹介したことがあるのだが、こういった会計の本なんかも自然と楽しく読めるようになるのだから不思議である。今は「餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲るか?」を読んでいる最中でもうすぐ読み終える。単純にコピーが良いからという訳ではないが久々に買いたいと思った本だった。
Q.ちなみに餃子屋と高級フレンチ儲るのはどっちでしょうか?
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餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?/林 總

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「株価はそんなに上昇しないよ」はまるで株式経験のない人の意見である。一般的な「株価が上昇しなければ儲からない」は完全に正しい答えではないからだ。一般的な株の売買には現物取引と信用取引がある。現物取引は100万円の元手で100万円の株を買う(株価が120万円に上がり、そこで売れば20万円の儲け)、信用取引は100万円の元手で100万円の株を証券会社に借りて売る(株価が80万円まで下がったところで株を買い戻して、20万円の儲け)なので株価が上昇しなければ儲らないはあくまで現物取引に限った話なので、株価が暴落しようものなら信用取引きでは大儲けになるのである。2つの株の買い方を知っているだけで株への見方がかなり変わるのでは?この時点で絶対儲るなんて思った人は痛い目を見るのでお気をつけて下さい。あくまで株式投資歴1年なので教えられるのは基本だけです。
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以前このブログで「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」を少しだけ紹介したことがあるのだが、こういった会計の本なんかも自然と楽しく読めるようになるのだから不思議である。今は「餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲るか?」を読んでいる最中でもうすぐ読み終える。単純にコピーが良いからという訳ではないが久々に買いたいと思った本だった。
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