連載・三益ロスを埋める旅 第3回:阿佐ヶ谷「東海楼」 | 印南敦史の、おもに立ち食いそば

印南敦史の、おもに立ち食いそば

立ち食いそばを中心とした食日記。

日曜夕方、旧友のEC山と阿佐ヶ谷で待ち合わせ。

 

 

 

 

 

目的は、いつも僕のイヴェントに参加してくれているシンガー、塚本タカセくん率いるTakase Brothers Bandのライヴ。

でも、せっかくだから早めに会って一杯やろうということになったわけです。

 

 

 

 

だとすれば、前から気になっていた店を目指すしかありません。

場所は北口、「うさぎや」のある通りを新宿方面に数分進んだあたり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東海楼。

 

 

 

 

 

どうです、このブルージーな雰囲気?

 

 

 

 

 

しかも、ふと見ると、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこにある意味がわからない金魚の水槽。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この不可思議さは、ちょっと期待が持てますなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

店内は思ったより広く、長いカウンターとテーブル席。

もっとヨボヨボのおじいさんがやってるんだろうと勝手に想像してたのですが、キャップをかぶった店主は60代後半くらいでちょっと意外。

もうひとりいらっしゃった女性は、お母様でしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ビールは一番搾りね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

肉天ぷらというものがあったので、なんとなく注文。

基本的に天ぷらは苦手だということを、すっかり忘れておりました。

でも、天ぷらとは名ばかりの違う食べもので、そこそこおいしかった。

 

 

 

 

 

餃子は、ちょっと変わった食感。

皮がねっちょりしていて……などと書くとおいしそうには思えないかもしれないけれど、これはこれでありかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ビールがなくなり紹興酒。

そして、なにかもう一品ということで、酢豚など。

 

 

 

 

 

肉天ぷらと、豚肉がかぶりましたな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕らが入ったときにいたお客さんはすぐに帰り、以後、新しいお客さんが入ってくることもなし。

味は悪くないんだけど、どことなく活気がなく、ちょっといづらい感じはしたかなー。

けど、ずっと気になっていたことはたしかなので、やっと行けてよかったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

店を出て、さっき来た道を駅方向に歩いていたら、駐車場にロボがいた

目が光って、ムダにかっこいいな。

でも、こいつ、どこかで見たことがあるような……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうか、思い出したぞ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クロマティ高校のメカ沢新一だ。

 

 

 

 

 

 

そうか、クロマティ高校は卒業したんだな。

そんで阿佐ヶ谷で、立派な社会人として働いていたんだな。

人に歴史あり(人かなぁ?)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、駅を通り越して、スターロード商店街をぶらぶら。

ライヴまでにはまだ時間があるということで、もう一杯、どこかで引っかけましょうかと。

 

 

 

 

 

するとEC山が一軒の店を指し、うれしそうな笑顔で騒ぎ出したのです。

「印南さん、ここ! ここ! “あさだち”ですって!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなことで騒ぐとはまったく。

僕ぐらいになると、せいぜいニッコリするぐらいだぞ(ニッコリはするんだな)。

 

しかし残念ながら満員だったので、そのはす向かいにある二号店「阿佐立ちのはなれ」へ。

 

 

 

 

 

さすがにもう食べられなかったので、トマトハイとお通しだけ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それにしても、スターロードは活気がありますね。

気になる店がたくさんある。

 

ちなみに「阿佐立ち」のある建物の二階には昔「元茶屋(がんじゃや)」という店があったのですが、いつの間にかなくなっちゃったんだな。

一度だけ行ったことがあって、なかなかヘンな店だったから気に入ってたんだけどな。もっと通えばよかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、同じスターロードにある「Yellow Vision」というライヴハウスへ。

このあたりは自転車でしょっちゅう通ってるんだけど、こんな店があるとは全然知らなかった。

音も雰囲気もよい店で、タカセくんのパフォーマンスも最高でした。

 

 

 

なんだかEC山とふたりで興奮してしまい、駅までの帰り道には「たまにこうやってライヴを聴きにこなくちゃいけないよな」とか熱く語り合ったのでした。