政治とメタルと網膜剥離 -69ページ目

福島の野菜農家が自殺

恐れていた事態が起こってしまった。余りに痛ましい・・・


福島の野菜農家が自殺(朝日新聞)

(以下引用)

「福島県須賀川市で24日朝、野菜農家の男性(64)が自宅の敷地内で首をつり、自ら命を絶った。福島第一原発の事故の影響で、政府が一部の福島県産野菜について「摂取制限」の指示を出した翌日だった。震災の被害に落胆しながらも、育てたキャベツの出荷に意欲をみせていたという男性。遺族は「原発に殺された」と悔しさを募らせる。

 自宅は地震で母屋や納屋が壊れた。ただ、畑の約7500株のキャベツは無事で、試食も済ませ、収穫直前だった。遺族によると、男性は21日にホウレンソウなどの出荷停止措置がとられた後も「様子をみてキャベツは少しずつでも出荷しないと」と話し、納屋の修理などに取り組んでいた。

 23日にキャベツの摂取制限指示が出ると、男性はむせるようなしぐさを繰り返した。「福島の野菜はもうだめだ」。男性の次男(35)は、男性のそんなつぶやきを覚えている。「今まで精魂込めて積み上げてきたものを失ったような気持ちになったのだろう」

 男性は30年以上前から有機栽培にこだわり、自作の腐葉土などで土壌改良を重ねてきた。キャベツは10年近くかけて種のまき方などを工夫し、この地域では育てられなかった高品質の種類の生産にも成功。農協でも人気が高く、地元の小学校の給食に使うキャベツも一手に引き受けていた。「子どもたちが食べるものなのだから、気をつけて作らないと」。そう言って、安全な野菜づくりを誇りにしていたという。

 遺書はなかったが、作業日誌は23日までつけてあった。長女(41)は「こんな状態がいつまで続くのか。これからどうなるのか。農家はみんな不安に思っている。もう父のような犠牲者を出さないでほしい」と訴える。(西堀岳路) 」



何度でも言うが、今回の震災や原発事故の被害を受けている方々への対応について、現在は財源をうんぬんしている段階ではない。財源を議論するヒマがあるくらいなら、やるべき支援をしっかりやらねばならない。やるべきことをやらず、やらずともいい議論をしている場合ではない。


財源を気にしていたら、官僚も思うように動けず、初動が遅くなる。この期に及んで財政規律などという寝言を言って復興を遅らせている野田財務相や岡田幹事長、自民党の谷垣総裁には猛省していただきたい。


一刻の猶予もない。この農家のような犠牲者を出さないためにも、原発事故の解決はもとより、農家の方への補償や心のケア、場合によっては移住など、あらゆる手段を用いた支援が必要である。