政治とメタルと網膜剥離 -44ページ目

中部電力社内の愚かな声とスズキ会長の正論について

浜岡原発停止要請に関する中部電力社内の声、なるものが産経に掲載されていた。


中部電 異例の要請に苦悩(産経新聞)


「株主に説明がつかない。国の要請で業績が悪化するのなら、国はその分を何とかしてくれるのか」


通常の事案なら当然の声だが、浜岡原発に対するものとしては愚かとしか言いようがない。


中部電力に問う。もし東海地震、直下型地震が起きて福島第一原発のような事故が起きた時に、中部電力はその損失を何とかしてくれるのか?

・・・何にもできまい。東電のように政府が補償しろと泣きつくだけだろう。それとも米仏にも泣きついて国辱を晒すのか?


産業界からは、停止要請を評価する声も出てきている。前回のブログで、皆しがらみで動けず、政府が鈴を付けるのを待っていたのでは、と書いたが、そのような中、地元静岡県のスズキの会長が発言したことを評価したい。

浜岡原発:停止要請「正しかったのではないか」スズキ会長(毎日新聞)

(以下引用)

浜松市南区の自動車大手スズキの鈴木修会長兼社長は7日、浜岡原発の運転停止要請について「国の最高決定権者として正しかったのではないか。自分がもしそういう立場だったら、同じようなことをしたと思う」と述べ、菅直人首相の決定を支持した。一方で「国民に生活の様式をもっと質素なものに変えてくださいと強く要望すべきだったと思う」と注文を付けた。

 また、運転停止による操業への影響は「仮定の問題には答えられない。大きな問題にならないよう、みんなが協力し合う生活をやっていくことだ」と語った。

(引用終わり)



原発事故で事業基盤が破壊されかねない企業の経営者としての正論である。菅直人のこれまでの治世はお粗末の一言に尽きるが、今回の決定はスズキの会長のように正当に評価すべきである。