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いつもブログをお読みくださり
ありがとうございます。
終活のグレイスサポート
代表行政書士の松下愛です。
『終活３０秒講座』では
これから終活をはじめる方向けに
遺言書の基本知識や
終活対策の旬な情報を
３０秒でお伝えしております。
どうぞお気軽にお読みください (^-^)
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簡単版！財産管理委任
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現代の日本は１００歳以上人口が
９２，０００人以上にのぼる
すばらしい長寿社会ですが、
ご高齢の方が増えると
財産の管理も切実な問題に
なってきます。
８０代、９０代になっても
自分で預金管理できるか…
心もとないですね(^^;
それにもし認知症などで
判断能力が低下すると
意思の確認がとれませんから
預金をおろしたりすることは
難しくなってしまいます。
そのような事態に対しては、
成年後見制度が
備えとして用意されております。
成年後見制度は
法律に基づく制度で、
大きく分けると
法定後見と任意後見があります。
いずれも後見人がご本人に代わり
財産の管理ができる仕組みになります。
ご本人の財産は
裁判所の監督のもと、
後見人が管理しますから
大きな安心感がある制度です。
しかし一方で
成年後見制度は
しっかりしたものであるだけに
利用するには手続が大変です。
法定後見では
後見人は家庭裁判所が選びますし、
任意後見では
公正証書で契約する必要があります。
それに後見人の業務は
裁判所への定期的な報告など
責任重大で負担は大きいです。
ご親族が対応するのは大変ですし、
専門家が就任した場合は
それなりの報酬が発生します。
このようなわけで
せっかくの制度ですが
利用はあまり
すすんでいないのが現状です。
そこでこのような現状に対応し、
金融機関の方で数年前に
独自の代理人制度が設けられました。
とても簡単で便利な制度なので
ご紹介いたします。
銀行独自の代理人制度は、
あらかじめ登録した代理人が
本人に代わって
預貯金の引き出しその他の
銀行手続きができるものです。
利用するには、
本人と代理人が
本人確認証や印鑑などを持参して
銀行の窓口に行き
登録するだけです。
成年後見制度のように
裁判所手続きや登記も
要りませんから手軽ですし、
費用も特にかかりません。
年金受け取り用の口座など
普段利用する銀行で
登録しておくのが
便利でおすすめです。
注意点としては、
ご本人がお元気な間に
手続きしておくこと。
登録後に、ご本人の判断力が
低下しても問題なく利用できますが、
登録時に、ご本人の意思確認が
とれないと登録できませんので
ご注意ください。
また言うまでもないことですが、
ご本人のために使うこと。
用途が後から確認できるよう
領収書などを保管しておく
ことも大切です。
それから銀行毎に利用条件が
少しずつ異なりますので
あらかじめ確認をお願いいたします。
頼れる家族がいない方は、
親族以外でも代理人登録できる
銀行を選ぶ必要があるでしょう。
銀行の代理人制度で
もしもの時の財産管理は
信頼できる相手に任せて
安心の毎日をお過ごし
いただけましたら幸いです(^-^)
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