今日の一文字「知」
音:チ、訓:しる、しらせる
昨日の珠算学校の話で思い出したことがあったので、ある意味続き…。
うちの母は、私の学校の成績と習学教室の成績にはとにかくうるさい人で、習字の昇級、昇段の時期になると必ず「○○ちゃんは何段になったの?それに比べて明美は(紫玉の本名)どうなの!」とことあるごとに言われ、4年生の時我慢の限界が来て辞める気ないのに「もう嫌!お習字辞める!!」って切れて教室をサボったことがあった。
学校の成績も、毎学期末に通知票にケチをつけてくるので、とうとう中学生の頃「もうお母さんに通信薄なんか見せない!!!」とブチ切れたことがあった。
それに比べると、そろばんの成績について言われた記憶が全くないことに昨日気づいた。
嫌々やっていたのだから、もちろん成績はふるわない。
できる子に比べると相当遅れていたからこそ、2年弱でようやく3級が取れたのだった。
でも母はわかっていて、何も言わなかったんだと思う。
そろばんについては、やる気がなくて嫌々やっていること、成績がふるわないこと、私の人生に対して、あまり重要性がないことも。
以前の私は、母にあれこれ言われたことばかりフォーカスして被害者意識で「母のせいでこうなった!」としていたけれど、母は私のことは何でもお見通しで、知っていたからこそ、うるさくも言い、何も言わない時もありで…。
時に行き過ぎも多々の母だけど、この母だから、私を早期に書道にいざなってくれたのだと思う。
母に感謝。
つくづくそう思った。