サンマ作ってカツオを育てる!? -34ページ目

サンマ作ってカツオを育てる!?

【発育発達アドバイザー】
▪️マエムキ療育を発信▪️福岡在住アラ還2児の母
▪️裸足歩きでリフレッシュ
▪️人の生活・食・環境の専門家

 保育の場は、現在テレビやゲームなどの映像メディアの影響を唯一ある程度遮断できる場といえます。そしてこのような場だからこそ、「生身の身体経験としての遊び」が必要です。鬼ごっこを始めとする集団伝承遊びの面白さも、要は鬼から逃げたり、捕まえられたり、触られたりすることにあります。これなしで、ずっと逃げ続けていたり、鬼の交代がなかったりしたら、白けてつまらないものになってしまいます。
 
 
 私の少年時代の思い出の中で、一番面白かったのが「ひまわり(肉弾)」や「なが馬」だったのも、それが一番身体接触が激しかったからにほかなりません。そんな時、けんかや怪我もしましたが、その痛みの経験は、懐かしい思い出となっています。
 
 
 園でも今、「うずまき鬼」や「ケンパジャンケン」「くっとり」や「うどんつるつる」
と、ひかり組さんだけではなく、ほし組さんも混じって遊んでいます。これらは始め少し難しかったり、負けてばかりで口惜しかったりの連続ですが、遊びになれるに従って、多少負けても、次には勝つことを覚えて、忍耐が身につきます。
 

 また、六月からは「ひまわり」や「Sケン」を解禁にして、ひかり組さん達で遊ぼうと思っていますが、それら全ては、勝っても負けても面白いということが体験できるのです。


 それに、相手がほし組さんだったり、ひつじ組さんだったりすると、「ごまめ」
のルールでハンディをつけてあげることができるのも、集団伝承遊びの特徴です。


 それ以外にもさまざまなジャンケン遊びゃ、遠出をして歩くことや「いろはにこんぺいとう」などのように、押したり引いたりする遊びなど、全てを耐性を育てるという一点で考えようとしています。あるいは、作っても作っても何度も壊れたり、崩れたりするどろだんご作りなども意外に耐性を育ててくれているのかもしれません。これからの工夫は、自由参加の原則を尊重しながら、時には全員で参加させる機会をいつ持つかということです。

 
 それというのも、今子どもはどこで忍耐することを学ぶのだろう、ということが、最大の疑問だからです。キレやすい子ども、わがままな子どもにならないためにはどう育てればいいのか。耐性を身につけるにはどうすればいいのか。結局、自分の中の魔物をコントロールできなければ、将来不幸となるのは子どもだからです。



ーーー玉城豊先生著 「平安を伝える」~子育て講演エッセー集より~

集団伝承遊びの知的発達

身体をぶつけあうような遊びを

制限の中での動き

もっと集団伝承遊びを

順番で悪者になるには(2)

実感の訓練としての集団伝承遊び

弱さへの勇気を

柔軟性と巧緻性と敏捷性を

遊び  約束ごとの世界

やりとりを楽しむ

人生からのチャレンジ

ゆったりと流れる時間を

負けても立ち向かう勇気

実際に見てもらうのが一番

人権同和教育にジャンケンを

集団伝承遊びの復活を

うどんつるつるの遊び方

遊び・遊び・遊び

遊びこむときと場の必要性

なが馬の思い出

地面に線を描く遊びを

繰り返し伝えてこそ

ルールを変える


 幼児の運動能力で一番成長が著しいのは、三・四歳児が柔軟性、四・五歳児が敏捷性、五・六歳児が巧緻性(器用さ)と言えるでしょう。幼児は大きな神経から発達していき最後に細かい神経が発達します。しかし、一番大切なのは、最初の柔軟性と言えるでしょう。全てはこの上に発達するからです。


 柔軟性を育てるのに一番いいのは、親子体操です。心地よい肌の触れ合いや、じゃれ合うことの楽しさから始まり、勝ち負けにこだわらない身体の動きの面白さやバランスの取り方を、親子体操はゆったりと無理なく身につけさせるからです。


 それに対して敏捷性を育てるのには、長時間筋肉を使わなければいけないスポーツよりも、むしろ、集団伝承遊びの方がよりふさわしいと言えるでしょう。その中で最も良いのが「うどんつるつる」や「靴取り」のように、タッチされたら負けになる遊びです。なぜなら、相手の手の動きや目の動きに反応して自分の身体が動くように、遊びの中で自然に訓練されるからです。
 

 そして、巧徴性を育てるのは、日本古来の伝承遊び「折り紙」「お手玉」「あやとり」「おはじき」のような親子でゆったりと、一対一で時間をかけて面白さが分かってくるような遊びです。そもそも遊びはそれが面白いものであれはあるほど、どれも始めは面倒で、一人でするには何度もあきらめたくなるほど、根気のいるものです。

 覚えるまでが難しく、だからこそ、それを補うのは、親のゆったりとした愛情であり、あせらずあわてずあきらめず、の心をおしえる親の忍耐です。この時、親が一緒になって遊んでやると、がまんして何度も挑戦しようとする気持ちになります。


 幼稚園での集団伝承遊びにすぐに入ることができ、また、集団伝承遊びが最も効果を及ぼすのは、勝ち負けに関係のないそのような親子遊びを積み重ねてきた幼児に対してです。なぜなら、そのような子どもは、新しいものに対する挑戦意欲に満ちており、何度失敗しても〈じけない抵抗力がすでにできているからです。そして何度失敗してもくじけない力こそ、幼児に必要な力なのです。
 

ーーー玉城豊先生著 「平安を伝える」~子育て講演エッセー集より~


集団伝承遊びの知的発達

身体をぶつけあうような遊びを

制限の中での動き

もっと集団伝承遊びを

順番で悪者になるには(2)

実感の訓練としての集団伝承遊び

弱さへの勇気を

耐性を育てる

遊び  約束ごとの世界

やりとりを楽しむ

人生からのチャレンジ

ゆったりと流れる時間を

負けても立ち向かう勇気

実際に見てもらうのが一番

人権同和教育にジャンケンを

集団伝承遊びの復活を

うどんつるつるの遊び方

遊び・遊び・遊び

遊びこむときと場の必要性

なが馬の思い出

地面に線を描く遊びを

繰り返し伝えてこそ

ルールを変える


 ある新聞に庄井良信氏は「弱さへのまなざし」の中で、「失敗を恐れる~間違う権利を奪われて」と書いておられる。失敗することを恐れる子どもの登場は、もう二十年も前から言われているが、今日ほどそのことを痛切に、感じる時代はないかもしれない。食べ物さえも初めてのものは食べようとはせず、初めての遊びは、入ろうともしない。


 それは正解を求める親たちの子育てによって、プライドだけが強くなり、失敗を恐れ、「間違ったらどうしよう」といつも恐れているからだ。入園当初の幼児たちにも「間違ったらどうしよう」という恐れ、新しいことへの恐れが見受けられるのはかわいそうなくらいだ。

 そんな園児たちも、年長の子が「うずまき鬼」でジャンケンで何度も負けて自分の陣地に帰ったり、「靴とり」「うどで自分から鬼になって、何度も平気で靴を取り合ったり、んつるつる」で鬼の側に何度もなったりしているのを見ていると、自分もしたくなってきて、恐る恐る入ってきて、やはりジャンケンで負けたり鬼になつってしまったら、抜けた」と辞めてしまったり、鬼になっても今度は交代できずに泣いていたりするが、三回目にもなると、少しずつ喜んで遊び始めるようになる。


 それは、集団伝承遊びが四歳の幼児にもぴったりの遊びとなるよう、適宜工夫が可能だからであり、失敗しても面白いということを教えるからだ。例えば「靴とり」では、弱い子が鬼になってもタッチしやすいように円を小さくしてやると、鬼になりたがらなかった子も、あまり追いかけないでもタッチできるので、全員をタッチできたという満足感に浸れる。

円周を大きくするのは、大分なれてからで良い。


 こうして、サイズの決まっているスポーツと違い、集団伝承遊びは、弱い子どもたちに応じた線の引き方ゃいわゆる「ごまめ」ルールなど、さまざまな臨機応変の対処をすることができる。

 すると幼児も「間違ってもいいんだ。何度鬼になってもいいんだ」ということを肌で知り、自ら失敗を恐れない子どもにどんどん変わっていく。集団伝承遊びが、自分たちは弱いそのままでいいんだという勇気を幼児に与えてくれる。


 ーーー玉城豊先生著 「平安を伝える」~子育て講演エッセー集より~

集団伝承遊びの知的発達

身体をぶつけあうような遊びを

制限の中での動き

もっと集団伝承遊びを

順番で悪者になるには(2)

実感の訓練としての集団伝承遊び

柔軟性と巧緻性と敏捷性を

耐性を育てる

遊び  約束ごとの世界

やりとりを楽しむ

人生からのチャレンジ

ゆったりと流れる時間を

負けても立ち向かう勇気

実際に見てもらうのが一番

人権同和教育にジャンケンを

集団伝承遊びの復活を

うどんつるつるの遊び方

遊び・遊び・遊び

遊びこむときと場の必要性

なが馬の思い出

地面に線を描く遊びを

繰り返し伝えてこそ

ルールを変える