結論からいういと、北京では簡単に取れます。が、今回もあきらめました。やはり料金です。3500元。日本円にすると、約5万8000円。ガボンの約8万円よりは安いですが、正直出す気になれませんでした。その上、ここ中国には国際航空券を売っている旅行会社というのが、見つかりません。おそらく航空会社に行って買うのが通常なのでしょう。せめて航空運賃と経由地(これによっては別のビザが必要になってくる)を知りたかったのですが、結局それもできませんでした。日本から北京経由の便をとって、北京でビザ取得、その後ヨーロッパ経由で向かうのがベストかとは思いますが、何かのはずみでビザが取れなかったリスクを考えると、それもなかなか難しい。なかなかの難敵です。
朝、ユースから東直門へ。外務省のHPでは、ここに赤道ギニア大使館があるとのことでしたが、ウソです。地図で示されたところはロシア大使館でした。但しHPには住所が示されているので、そのコピーをロシア大使館前にいた警備員(警察)見せて聞くと、三里屯と地名を漢字で書いてくれました。タクシーで行けと言われましたが、地図で探すとさほど離れていない。幸いバスも見つかったので、バスで向かいました。
三屯里には各国の大使館が集まっています。赤道ギニア大使館のある通りは、シリアなどわけありの国が多いせいか、この通りだけゲートでふさがれています。公安が控えていますが、普通に通れました。
赤道ギニア大使館は、三里屯東三通りの一番東にあります。入り口には公安がいますが、中国語しか解しません。ビザと言っても通じないので、とりあえずパスポートをみせたら通してくれました。
受付にはスペイン語を話す中国人女性がいます。対応はいたって丁寧。これまでの赤道ギニア大使館とえらい違い(笑)。ビザを取りたい旨告げると、領事に電話。なんとOKサインが出ました。
必要書類は写真1枚とイエローカードだけ。予約済み航空券や宿泊予約のコピーなどは不要とのこと。それに日本大使館からの添え状もいらないらしいです。
しかしながら、やっぱりネックはそのお値段。どうやら赤道ギニアの外務省かどこかから招聘状をもらうと2000元に落ちるらしいですが、それでも高いし、そもそもそんなもの一介の旅人には発行してくれないでしょう。
どなたか、北京でビザを取って赤道ギニアへ行ってみてください。
その後は、北京駅でその後の行程の列車の切符を買って、ぶらぶらと町歩き。途中、朝陽門駅ちかくにはモスクもありました。イスラムの礼拝所も、ここまで来るとすっかり中華風。
この日の最後は、オリンピック公園へ。北京五輪当時はここで開催されるゲームのチケットがなければ入れなかったので、あの「鳥の巣」を観るのは初めてでした。それにしても広大な敷地。現在は、観光の目玉になっていて、水泳会場だった「水立方」とともに有料で入場できます。僕は高いので中には入りませんでした。
夜は宿近くの水餃子。ビールを頼んでも18元。場所は人形劇場裏。おすすめです。