彼はきっとこんな風に思っているはず。
その考えは、
一見相手の立場に立って考えているようだけど、
だいたい全然的外れだったりする。
それは、
一つの同じ出来事でも、
人はそれぞれ
自分の中の思い込みというフィルターを通して現実を見ている。
だから、
そもそも自分と人とは、
見えている現実から違っていたりするのです。
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心屋塾マスターコース129期 10日目
今日はカウンセリングのキモである
「視点を変える」ということについて学びました。
苦手な人を苦手と感じるのは、
自分が持っている思い込みから、
その人を苦手と感じるような現実を見ているから。
じゃあ、
苦手なあの人からはどんな現実が見えているんだろう？
今日はそれを体験してみる
「ポジションチェンジ」
というワークをペアになってやってみました。
これは、
自分の中から抜け出して、目の前の苦手な人に入ってみて、その人から自分はどんな風に見えているのか？
と言うことをイメージしながらやってみるワークなのですが
本当に面白いのです。
これは以前わたしがやった時の話だけれど、
職場に苦手だと感じる人がいて、
「あの人何考えているんだろう？」
「どうして私にはそっけない態度なんだろう？」
「私のこと嫌いなのかな？」
「私何かしたかなぁ？」
「どう接したらいいかわかんないなー」
こんな風に一人でぐるぐる考えていたことが、
いったん自分から抜け出して、
相手の中に入り、相手の視点からわたしを見てみると、、、
わたしも相手に対して、
よそよそしかったり、
そっけない態度だったりしたのです
わたし嫌われているのかも。
と言う現実しか見えなかったわたしが、
もう一つの現実が見えたことで、
「相手もどうしたらいいかわからなかったのかもなぁ」
と思えて苦手意識が和らいだし、
気にせず自分から挨拶すればいいんだということに気づきました。
こんな風に視点を変えて見ることで、
「〇〇にこんなことされている」という被害者や
「私が〇〇したからこうなんだ」という加害者の
思い込みから抜け出せたり、
今まで受け取らずにスルーしてきたものや
見ないようにしていたものが見えてきたりする。
だから
カウンセリングで大切なのは、
悩みの問題自体を解決しようとすることではなく、
一つの視点に囚われて苦しくなっている人の視点を変えて
こんな現実もあるよと選択肢を増やしてあげること。
みんな、また来月ねー！！
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