こんばんは
シミや肝斑などの診察の際、
エンビロンをおススメさせていただくことが多いのですが、今日はエンビロンの基本のシリーズについてお話しますね
エンビロンはビタミンAが含まれる基礎化粧品ですが、パルミチン酸レチノールやプロピオン酸レチノールといった、低刺激で安定性が高いビタミンAが含まれていて、お肌が弱い方にも使っていただきやすいのでおススメさせていただいています。マイルドなレチノール(ビタミンA)を毎日塗ることは美肌作りにはとても効果的です
ビタミンAをお肌に塗ると、しみや肝斑・くすみが薄くなり、全体的に白くなり、毛穴やキメが整って、ハリ・つやのあるお肌へとなっていきますお肌の色も質感も良くなります
ビタミンAをお肌にたっぷり届けましょう〜
お肌が変わってきますよ
エンビロンの基本となるシリーズはモイスチャーシリーズとC-クエンスシリーズです。
モイスチャーシリーズがスタンダードなシリーズ、C-クエンスが上級なシリーズといった位置づけですモイスチャーシリーズは若い人向け、C-クエンスシリーズは年齢肌にもしっかり対応してくれます
エンビロン初めての患者さまは、まずはモイスチャーシリーズからスタートすることが多いです。更にアンチエイジングしたい場合は、C-クエンスシリーズを使います
具体的に、モイスチャーシリーズとC-クエンスシリーズ、なにが違うか?というと、
①ペプチドが含まれているかいないか
C-クエンスシリーズには、マトリキシル3000、ダーマキシル、マトリキシルシンセ6といった、ペプチドが含まれていますが、モイスチャーシリーズにはペプチドが含まれていません。
ペプチドとは、アミノ酸がいくつか結合したものです。タンパク質はアミノ酸が50個以上結合したものですが、ペプチドはアミノ酸が2個以上50個未満のものをいいます。
お肌に対しては、ハリ・つやを出す効果があります。
C-クエンスがエンビロンの最高峰のエイジングケアシリーズと言われるのは、これらの贅沢なペプチドがたっぷり含まれるからです
②塗りごこち
モイスチャーシリーズはしっとりします。名前のとおり。
C-クエンスシリーズはつるっと仕上がります。塗った瞬間から、つるっ、つやっとする感じが私は大好きです
トーナー(化粧水)に関しては、モイスチャートーナーはAHA(乳酸)が含まれるため、人によってはピリッと刺激を感じる方もおられます。ピリッとした感じは、慣れてきて感じにくくなることがほとんどですが、それが苦手な方はC-クエンストーナーにします。C-クエンストーナーはAHA(乳酸)が含まれないので、ピリっと感じないことが多いです。
私も昔はモイスチャートーナー塗るとピリッと感じていましたが、今となっては何も感じなくなりました。
③価格
モイスチャーシリーズは比較的リーズナブル、C-クエンスシリーズはお高めです。
④含まれているビタミンAの種類
どちらのシリーズも、美容液やクリームは1からはじめ、使い終わったら→2→3→4とビタミンAの濃度を高めていき、お肌を慣らしながら、効果をより出していくという使い方で、ステップアップしていくのですが、
Cークエンスは初めに使う1から、プロピオン酸レチノールといってモイスチャーの1のパルミチン酸レチノールより浸透率が高いビタミンAが含まれています。(でもプロピオン酸レチノールも、パルミチン酸レチノールと同様に刺激性は低いです。)
④に関しては、C-クエンスにしてもモイスチャーにしてもステップアップしていくとどちらも含まれるようになるので、違いをそんなに気にしなくてもいいかもしれません。
私はエンビロンを使い始めた時はモイスチャーシリーズを使っていましたが、その後はC-クエンスを使っていて、C-クエンスの魅力に取り付かれて永く使っていますお肌に優しくて、上質で、つるっ
つやっ
となるところが気に入っています
でもモイスチャーシリーズを使ってくださっている患者さまも多いので、最近 初心に戻ってモイスチャーシリーズを使ってみよう!と思い、日によってモイスチャーシリーズを使ったりもしていますだからどちらも持ってます


お好みで選んでみてくださいね〜


ゆみ美容皮膚科クリニック