日々を生きる。~大切なものを失って得たもの。 -81ページ目

何故、反撃しないのか?

夜、飯を食っていると、めまいに襲われた。


まるで、眠りに落ちるようだった。


意識が遠退くのを感じた。


眠りなのか、それとも、気絶か。


まあ、どうでも良かった。


どちらにしても、苦しみは、なさそうだ。




俺は何故、娘の母親の言いなりになって、


なにを言われても、黙って我慢しているのだろうか?


稼いだ金は、一円たりとも巻き上げられ、靴下一足すら買えない。


俺はその理由を考えてみた。



1・反論しても無駄だ。


2・反論しても、更に徹底して痛めつけられ、余計につらいから。


3・反論することによって、これ以上関係が悪化することが怖い。


4・もう終わっている。


5・あんなヤツと面と向かって話し合うなんて、反吐が出る。



思いつく理由は、ざっとこんな感じだ。





もう終わっている。


ならば、何を言っても、失うものはなにもない。


このまま黙っていても、更に奪われるだけだ。


言いたいことは、言った方がよい。



恐れるものはなにもない。







それとも?




俺は、過剰に反応しているだけなのか、な?



正直なところ、かなり堪えた。

機能停止

睡魔。


そして、疲労。


俺は飯を食う以外、何も出来そうになかった。


右側頭部に違和感があった。


またもや、頭痛が始まりそうな予感だった。


PCを立ち上げたが、まぶたがとてつもなく重い。


何も、考えられなかった。


書きたいことは山ほどあるが、


それを文章に、切り出す作業が出来ない。


脳味噌が完全に停止している。


何も出来ない。





ああ、もう限界だ。



風呂に入る気力もなかった。


俺はもう、寝る。



そして、二時間半後、バイトだ。