日々を生きる。~大切なものを失って得たもの。 -239ページ目

窓を開けると、庭に雪が降り積もっていた。

この歳になっても、雪が降ると、子供のようにワクワクしてしまう。


黙って外を眺めている俺の傍らに、娘がきた。

雪を観て喜んでいる。

「雪で遊ぶ」

娘が言った。

遊んでみるか。

俺は少しだけ、そんな気分になったのだった。

これって、流行?

去年から、スエットの上下を着た、若い女の子を街でよくみかけた。

流行り、なのか。

まるで、近所のコンビニにでも買い出しに出たような恰好。


その、流行の発生元が気になるのだった。

日々を生きる~将来のこと

夫婦で、夢を語るなどということがなかった。

将来のこと。

去年のような、暗澹とした状況の中、語れるはずもなかった。

それが、あることをきっかけに変わった。

20年後。

30年後。

そんな話になり、それは、お互いが一緒にいることを前提に語られた。

妻は以前に、いつでも出て行くといった。

それは、本心ではなかったのか。

激情に駆られ、思わず口をついて出てしまった言葉だったのか。

それとも。


可能性として、このままよい方向に向かうこともあるかもしれない。



日々を生きる。



その中で、明るいものも見えてくるはずだ。

今だけは、そう思いたかった。