日々を生きる。~大切なものを失って得たもの。 -237ページ目

関係ないだろう、それって

「私の知る限りで、一晩に150万使った」

渦中のIT企業の元社員が、ワイドショーでべらべらとしゃべっていた。



反吐が出そうだった。


そんなことは、事件となんの関係もないじゃないか。

個人のプライベートな部分をぶちまけて、なんになるのか。


事件が発覚したから、そのようなことを(顔を隠して)言っているのだろうが、逆に言えば事件発覚以前には言えなかったとも言える。




見ているこちらとしては、とても気分が悪いのだった。






何か事があると、急に掌を返したようになる悲しき人間のありよう。


読者の皆様は、どう思われますか?






タンホイザーゲート

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曇り空が好きだ。

晴れているより、曇り。

曇り空より、雨。


大好きな映画のなかで、いつも、暗く冷たい雨が降り続いていた。


「タンホイザーゲートで燃え盛る宇宙船」

ラストシーンで、俳優が吐いたそんな台詞が、頭の中からはっきりと聞こえてくる。

俺は、雨を期待していた。

プライド

妻が俺をなじった。

そんな、俺たち夫婦の言い合いを見ていた営業マンが、こう言った。



「どうか、男のプライドを傷つけるようなことは、言わないでください」


そして、夫婦でものを選ぶときに、よくある光景だとも言っていた。



俺は、はっとした。



プライド。



そんなものを、もたないまま、俺はここまで来てしまったのではないか。

妻になじられながら、黙って耐え続ける、自尊心のかけらもない男なのか。

いつまでも、その営業マンの言葉が頭から離れなかった。


その後も、いろいろと見て回った。

話をする。

時々、妻は意地の悪いことをいい、俺を罵った。



気がついたら、言い返していた。

黙って耐えることなどは、もう、出来はしなかった。