やっぱり、あれか
「わたしはもう疲れた。先に寝るから○○歯磨させて」
娘の歯磨き。
言われなくても、わかっている。
いつもやっている事だった。
何度も言うな。
そう思いながら、逃げる娘を追った。
また妻の声。
「ちゃんとガス、確認してよね」
ウンザリだった。
火の元の確認くらい自分でやったらどうだ。火を最後に使ったのはお前だろう。
頭の中で思っていたら、急に妻がキレた。
「なによ、その嫌そうな顔は。火の元の確認くらいなんで出来ない訳。本当に馬鹿じゃないの」
今まで、何事もなく一日が終わった事などあっただろうか。
そんな日はなかった。
どんなに小さな事でも、自分が気に入らなければ、何かしら俺を非難する。
こ馬鹿にする。
一日だけでいい。
気分よく、一日を終えたいものだった。
つねに絶望を与えられ。
たまに希望をみせられる。
だから、別れようとまでは思わないのかもしれない。
ひょっとしたら、うまくいくかもなどと、考えてしまうからだ。
それでも、近頃はこう思う。
こんな生活、何が楽しい?
俺の事を、虫けらくらいにしか思っていない奴と、一緒に生活をして、なんの報いがある。
そろそろ、決断するすべき時かもしれない。
娘の歯磨き。
言われなくても、わかっている。
いつもやっている事だった。
何度も言うな。
そう思いながら、逃げる娘を追った。
また妻の声。
「ちゃんとガス、確認してよね」
ウンザリだった。
火の元の確認くらい自分でやったらどうだ。火を最後に使ったのはお前だろう。
頭の中で思っていたら、急に妻がキレた。
「なによ、その嫌そうな顔は。火の元の確認くらいなんで出来ない訳。本当に馬鹿じゃないの」
今まで、何事もなく一日が終わった事などあっただろうか。
そんな日はなかった。
どんなに小さな事でも、自分が気に入らなければ、何かしら俺を非難する。
こ馬鹿にする。
一日だけでいい。
気分よく、一日を終えたいものだった。
つねに絶望を与えられ。
たまに希望をみせられる。
だから、別れようとまでは思わないのかもしれない。
ひょっとしたら、うまくいくかもなどと、考えてしまうからだ。
それでも、近頃はこう思う。
こんな生活、何が楽しい?
俺の事を、虫けらくらいにしか思っていない奴と、一緒に生活をして、なんの報いがある。
そろそろ、決断するすべき時かもしれない。
全てはそこに
こちらが忘れていたような事も、妻は正確に覚えていた。
親戚との会話の内容である。
身内で取り交わすなんでもない話なのだが、それを持ち出し、どんなに俺が駄目な男かと、延々とまくし立ててくる。
下手に反撃しても、まず勝ち目はない。
それでも、黙って聞いていられそうもなかった。
「何で顔を合わすたびに、文句ばかり言う訳」
「言わなけりゃ、わからないからよ」
話す気力も無くなった。
妻はしゃべり続ける。
聞く気にもなれなかった。
「あんまりじゃないか」
それだけ言い部屋を出た。
俺は身構えた。
いつもなら、罵声を浴びせられるからだ。
その日は、いつもの怒声は、俺を追っては来なかった。
親戚との会話の内容である。
身内で取り交わすなんでもない話なのだが、それを持ち出し、どんなに俺が駄目な男かと、延々とまくし立ててくる。
下手に反撃しても、まず勝ち目はない。
それでも、黙って聞いていられそうもなかった。
「何で顔を合わすたびに、文句ばかり言う訳」
「言わなけりゃ、わからないからよ」
話す気力も無くなった。
妻はしゃべり続ける。
聞く気にもなれなかった。
「あんまりじゃないか」
それだけ言い部屋を出た。
俺は身構えた。
いつもなら、罵声を浴びせられるからだ。
その日は、いつもの怒声は、俺を追っては来なかった。
