日々を生きる。~大切なものを失って得たもの。 -204ページ目

編隊

幾つもの黒い点が、フロントガラス越しに見えた。

俺はハンドルに覆いかぶさるようにして、その黒い点の動きを眺めていた。

始めは不規則な点の集まりでしかなかったが、徐々に集まり、列になっていく。

驚いたことに、最終的には、ひとつの点を先頭にV字型の編隊を形作った。

渡り鳥かなにかなのだろうか。

鳥の種類まではわからなかった。

「すごいな」

俺は思わず呟いていた。

「なにがすごいの」

助手席で寝ていた妻だった。

俺の感嘆の声で目覚めたらしい。

俺は一言、鳥だよといった。

妻が空を見上げている。

既に、鳥の編隊は後方へ飛び去り、視界に捉えることは出来なかったようだ。

妻は何も言わず、視線を前へ移した。

リリーフランキーによろしく

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多分、ここに来たのは二度目だろう。
一度目は小学生の時の、遠足かなにかだった。
どことなく野暮な場所。
小学生の時、売店で売られていた、金色の模型をみながら思ったのだった。
俺は売店を覗いてみた。
そこには、野暮な黄金色の模型などどこにも無かった。

ありがとう

読者の皆様、今年もありかどうございました。


来年もよろしくお願いします。