編隊
幾つもの黒い点が、フロントガラス越しに見えた。
俺はハンドルに覆いかぶさるようにして、その黒い点の動きを眺めていた。
始めは不規則な点の集まりでしかなかったが、徐々に集まり、列になっていく。
驚いたことに、最終的には、ひとつの点を先頭にV字型の編隊を形作った。
渡り鳥かなにかなのだろうか。
鳥の種類まではわからなかった。
「すごいな」
俺は思わず呟いていた。
「なにがすごいの」
助手席で寝ていた妻だった。
俺の感嘆の声で目覚めたらしい。
俺は一言、鳥だよといった。
妻が空を見上げている。
既に、鳥の編隊は後方へ飛び去り、視界に捉えることは出来なかったようだ。
妻は何も言わず、視線を前へ移した。
俺はハンドルに覆いかぶさるようにして、その黒い点の動きを眺めていた。
始めは不規則な点の集まりでしかなかったが、徐々に集まり、列になっていく。
驚いたことに、最終的には、ひとつの点を先頭にV字型の編隊を形作った。
渡り鳥かなにかなのだろうか。
鳥の種類まではわからなかった。
「すごいな」
俺は思わず呟いていた。
「なにがすごいの」
助手席で寝ていた妻だった。
俺の感嘆の声で目覚めたらしい。
俺は一言、鳥だよといった。
妻が空を見上げている。
既に、鳥の編隊は後方へ飛び去り、視界に捉えることは出来なかったようだ。
妻は何も言わず、視線を前へ移した。