日々を生きる。~大切なものを失って得たもの。 -151ページ目

貧乏人が集まる場所~半額のパンと、もやしとニラ炒め

財布の中には、250円。


俺は空腹だった。





起床すると焼き魚用の皿が三つ、キッチンに並べられていた。


焼きあがった魚を待ち構えているのだった。



しかし、三つだった。



義母、娘、俺の娘の母親。



つまり、俺の分はなかった。


リビングの前を通るとき、俺はこれ以上ないというような、悲壮な表情を作り、義母を一瞥した。




そのまま、ディスカウントショップへ向かった。


半額の棚から、パンを2個と、カップラーメンをひとつかごへ入れた。


レジで金額を見て、首を傾げた。


「このパン、半額じゃないんですか?」


俺は、レジの女に尋ねた。


女はパンの袋を確認して、これは賞味期限が明日なので、まだ半額ではないと言った。


しかし、半額の棚から取ったのだと言おうとして、俺は口を噤んだ。


かわりに、もうひとつ半額のパンを取ってきて、会計を済ませた。


200円でおつりがきた。




店を出るとき、すれ違ったじいさんとばあさんの会話が、いつまでも俺の頭の中にこだまし、俺の心を少しだけ和ませてくれた。






ばあさんがじいさんに、言った。



「今日の昼に、もやしとニラ、炒めておくから」




じいさんは、無言だった。







日々を生きる。~妻よ。おまえはいったい何を望んでいるのか。

↑いつもクリックありがとうございます。


ペタしてね


詩「あなたはどれほど口臭がきついか、自分では知らない」

深夜、心安らぐ一時すら、あなたは奪い去る。


突然、部屋の扉を開け、金がない、どうするのと、喚く。


黙っていると、娘の幼稚園をやめさせなければならないと、さらに喚く。


バイトはどうなっているの、金がないと、馬鹿の一つ覚えで喚く。


わたしは、答えた。


先週、2件面接を受けた。結果は一週間後だと。


一週間なんて、悠長な事言っているなんて、信じられない。


わたしは、もう、これ以上話す気はなかった。



最後に、あなたは言った。


もう限界で、試験が終わる二ヶ月先までしか、精神が持たないと。


思った通り、受験勉強が終わるまでは正常を保ち、この生活を続けるつもりなのですね。





あなたの言動は、口臭みたいなもの。


己の口臭(言動)は、自分ではわからない。


そして、わたしはあなたの口臭に、もうこれ以上耐えられない。






日々を生きる。~妻よ。おまえはいったい何を望んでいるのか。

↑いつもクリックありがとうございます。



ペタしてね

面接の結果

バイトの面接再びの、続き



採用不採用は、一週間後とのことだったが、連絡はなかった。


一週間を一日過ぎた。


俺は焦れていた。



まあ、だめだろうよ。



そう思い始めたときに、携帯が鳴った。


すぐに留守録に切り替わったようだった。



俺はすぐに、留守録を再生した。



~今回は、経験者の方がいらっしゃったので、まことに残念ながら…~


俺は携帯を切った。



飯作り関係のバイトは、無理なのか?


おっさんは、飯など作るなと言うことなのか?





職種を変える必要があるのかもしれない。




本当は、飯作りがいいのだけれど。






日々を生きる。~妻よ。おまえはいったい何を望んでいるのか。

↑いつもクリックありがとうございます。


ペタしてね