詩「あなたはどれほど口臭がきついか、自分では知らない」
深夜、心安らぐ一時すら、あなたは奪い去る。
突然、部屋の扉を開け、金がない、どうするのと、喚く。
黙っていると、娘の幼稚園をやめさせなければならないと、さらに喚く。
バイトはどうなっているの、金がないと、馬鹿の一つ覚えで喚く。
わたしは、答えた。
先週、2件面接を受けた。結果は一週間後だと。
一週間なんて、悠長な事言っているなんて、信じられない。
わたしは、もう、これ以上話す気はなかった。
最後に、あなたは言った。
もう限界で、試験が終わる二ヶ月先までしか、精神が持たないと。
思った通り、受験勉強が終わるまでは正常を保ち、この生活を続けるつもりなのですね。
あなたの言動は、口臭みたいなもの。
己の口臭(言動)は、自分ではわからない。
そして、わたしはあなたの口臭に、もうこれ以上耐えられない。
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