日々を生きる。~大切なものを失って得たもの。 -129ページ目

泣くこと。それは……

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泣くこと。



それは、愛である。




悔し涙は、自分への愛。


それ以外は、他者への愛だ。



涙の中には、ストレスを軽減する物質が含まれているらしいが、

俺が思うに、悔し涙にはそれは含まれないと思う。


(たぶんね)




自分のために流す涙はやめた方がいい。

余計にストレスが溜まるに違いないから。




日々を生きる。~妻よ。おまえはいったい何を望んでいるのか。


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詩 「ガンダム」

全長18メートルのガンダム が観たかった。



俺は、娘に語りかけた。



優しく。


ソフトに。



「○○、ロボットさん見に行こうか?」



「……」



俺はさらに続けた。



「すっごくおおきなロボットさんが、いるんだってさ」




「……」



俺はあきらめなかった。


「大仏さんより大きいんだよ。すっごくかっこいいんだから」



娘は暫しの沈黙の後、あっさりと言ってのけた。



「いや」



娘は多分、プリキュアの方が数百倍も魅力的に違いなかった。




それでも俺は、「もしも娘が息子だったなら」などとは考えもしなかった。




まあ、そんなものだろう。







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わずかなバイト料を握りしめ

銀行のキャッシュディスペンサーでバイト代を引き出した。

全額だった。


バイト料の支払日になると、俺の娘の母親が銭!銭!銭!とピーピー喚きだしたからだ。

まあ、そんなものだろう。


その日、俺は仕事を抜け出して、銀行へ向かったのだった。



家に帰り、俺はそのまま眠ろうとしていた。

飯すら喰う気分ではなかったから。

予想していた事だが、いつものように、俺の娘の母親が部屋に押し入り、

気持ちがズタズタになるような言葉を並べ立て、俺を恐喝してきた。

金のために、娘が惨めな思いをしているというような内容だった。

たまらずに、封筒の金をテーブルに置いた。

そして。

俺は思い直して、一度出した封筒をひったくり、自室に戻った。

開封し、二千円を引っ張り出した。

ほんの一瞬悩み、更に千円引っ張り出して封をし、テーブルに戻した。

部屋に戻り、いつ押し入られてもいいように、俺は身構えていた。

結局は何も起きなかった。


どうやら、俺の娘の母親は、俺の働いている時間まではチェックしていないのかもしれなかった。


俺は安堵した。


これで、暫くは酒が飲める。


安酒を。