最近ハムメーカーのチルドピザが異常にうまい。





下手なテイクアウトで2500円も出すくらいなら、チルドピザを購入し、トッピングをし直せば遜色のないお手軽ピザが298円+αで。





1、レシピ


①チルドピザの表面をフォークでひっかいて、チーズと具材を掘り起こす。





②玉ねぎ、ピーマン、ベーコン、スライストマトを大量かつ適当に散らす。





③クリームチーズをピンポイントで落とし、ゴーダチーズを散らし、最後にパルメザンチーズもふりかける。




④及源さんの『おやじの鉄板焼』に油を薄くひき、ピザを乗せる。


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2、ストーブの準備


①多めの薪で30分たくさんの熾きを作る。ヒノキ・杉の針葉樹で十分。


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②炎が納まって熾きとなったら、五徳をセット。この時重要なのは熾火を五徳の周りに配置する事。これを怠ると、ピザ生地は真っ黒焦げとなる。


ピザを乗せるプレートは冷たいままがいい。プレヒートも厳禁。




③ここまでできたら準備万端。炉内の温度も一旦下がり、調理のコントロールがし易くなる。




3、調理


①ピザを五徳に乗せて、炉窓を閉じたら時間測定開始。


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『おやじの鉄板焼』は取手が外せ、炉窓を閉じる事が出来るので非常に勝手が宜しい。

②炉内の熾きの状態によって時間は常に変動するので、時間は3分位が目安。




③必須アイテムは懐中電灯。炉内は暗いので焼き加減は懐中電灯を当てながら確認し、目視でチーズがぐつぐつ焼け出したら30秒から60秒で調理終了。


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4、実食


①・・・・・・・・・・・・。




②冬限定の濃い目のビールもしくは黒ビールを飲む。




③・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。





太さ50cm樹高20m級のブナを倒させて頂きました。
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太枝を切り、梢の処理をする事約3時間、チェーンソーのガソリン2.5回分。
つるべ落としの如く、闇が降りてきたので、本体の玉切りは次回の作業にとって置く事に。

今年の収穫は11月から始め、休みの半分はお山通い。ヒノキ2本、立枯れのブナ2本、そして現在とりかかっているブナ1本で、今シーズンは効率が非常によろしい。
薪棚の収納率は90%を越えてしまったので、乾燥した薪を整理しながら、特等席を譲る作業も必要となって来た。
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今処理しているブナは完全なキャパオーバーとなるのだが、豊富な薪は何故か心を豊かにしてくれる。

まだまだ今シーズンの収穫は終わらない。

もう若くは無いのだから、無理な力仕事は程々にしないと。

お山の力仕事と言えば、丸太の切り出し。
車はもとより、一輪車も入らない場所は、丸太を玉にして持ち上げて運んでいたのだが、太い幹だと30kgは軽く越えてくるので、腰が非常にやばい。

真面目に木曽馬が欲しくなる。

斧で割って運ぶ事もしていたが、このクラスになってくると簡単には割らしてくれない。
しばらく道具バックの中のペグとナイロンのロープを眺めて思い立った。

ペグを玉の中心に打ち付ける。
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反対側も同様に、抜けない様に5cm程しっかりと打ち付ける。
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ナイロンのロープに輪っかを二カ所作り、二つのペグにかけると、丸太ローラーの完成。
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ロープを玉の幅40cmに持って引っ張れば、絡まずに転がってくれる。

我ながら自分に感心した師走の里山。





iPhoneからの投稿
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お山にはの立枯れのブナが4、5本。
既にコズエ部分は腐りはじめているので、早目に伐採しないと薪として使えなくなってしまう。

今迄伐採するのを躊躇していたのは、経験不足。広葉樹は硬い、太い、重い、そして恐い。

間伐材もそろそろ充実してきたので、いよいよ決心し、ブナの伐採に挑む事にした。

先ずは、足場の確保。お山の木は必ずしも平らな場所に立っているとは限らない。むしろ斜面に立って居る事が多く、逃げ場がない。足場は作業スペースと逃げる場所。

教科書通りの受け口を切りたいのだが、なかなか綺麗にいかない。どうしても浅い受け口になってしまう。やっぱり恐いのだ。思い切って太さの半分程斜めに切り込みを入れ、我ながら綺麗な受け口を作った。やっぱり経験は大事である。

次に追い口。これもなかなかどうして、腰が引けて真っ直ぐ受け口に向かって切れない。一度は受け口の下に追い口を切り、往生した事も有る。

今回はそんな経験を生かして手鋸でガイドラインを引いて見た。引いてわかったのは、追い口を切る立ち位置からは受け口の位置が全く見えない事であった。大体の感覚で適当にやっていた事があらためて判明した。やっぱり素人の独学はダメだ。

後はつるを正確に残す事に集中して追い口を切って行くのだが、おっかなびっくりで腰は引けて、瞬時に後方へ2mは飛べる体制になっている。

いよいよ残したつるがみしみしと音を立てながら、倒す方向を維持しつつ『ズド~ン』と地響きとともに伐採は完了。



腐ったコズエは衝撃で粉々に吹き飛びバラバラになった。


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形成層も腐り始めていたが、木部はしっかりしているので十分薪として活躍してくれる。

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さて、ここからが正念場。気力は使い果たしたのだが、玉にしないと始まらない。


広葉樹は重いので人力では全く太刀打ちできず、チェンソーで切っていかないと動かすことすらできないのだが、ここでは単純に上から下に玉切りが出来る訳では無い。

倒木は大抵2つの支点で支えられており、その支点に挟まれた中央から切る場合が意外と多い。上から下に何の疑いもなく切っていけば、自重でVの字になり、チェンソーは簡単に挟まってしまう。挟まったソー程何ともならない物も無い。力では抜ける訳はなく、悲しい気分を味わう事数回。クサビを打ち込んで救出するのだが時間の浪費が甚だしい。

この場合は、上から3分の2を切り、下から残りを切り上げるのだが、ここでもソーを素早く抜かないとダメージを受けてしまう。

とにかく色んな状況、状態で切り離す必要があるので、切り方にも経験が必要。支点、力点、作用点の中学2年の物理の原理も頭をめぐらせ、考えて切らないと無駄な時間と労力を要する事を思い知らされた。

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後は運搬と薪割りだが、体力はここまで。

薪作りはレジャーである。

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杉とヒノキの針葉樹を薪にするのは広葉樹に比べて圧倒的に楽。


倒してからの運搬、枝切り、薪割りに至るまで重量が無いので、体力を消耗しなくてよろしい。

しかも乾燥も日なたで一年そこそこもすれば十分。薪の太さを調整して焚けば温度のコントロールも可能。


広葉樹にこだわった自分が無知であり、もっと早くから間伐材を使えば良かった。

しかし判り切った事ではあるのだが、燃焼時間は極めて短い。更に高温二次燃焼で空気を絞っても、オーロラバーンはほぼ期待出来ない。

しかし焚き始めやストーブトップでの調理の時は間伐材を使い、巡航運転の時に広葉樹を混ぜて焚けば、火力調整も燃焼時間の調整も案外上手くいく様だ。




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お山に入る様になって確信したのは、植林政策の負の遺産、『見放された資源・不健康林』。この資源をいかに有効活用するかが薪ストーブユーザーに求められる課題なのだ。



薪ストーブのシーズン到来を記して、先日久しぶりにお山に入り、合掌しつつヒノキを4本頂きました。

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太さは30㌢程ですが、見上げれば樹高25㍍はありそうなひょろひょろヒノキ。密集エリアからの間伐。


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年輪を数えると、年の頃は45から50才位でしょうか?

昭和30年代終りから40年はじめに芽生えた植林二次世代。今頃家の柱の一部になる事を夢みて育った同世代でありました。

今となってはコストがかかりすぎて、材木になる可能性はカケラもなく熱源にしかならないのは、哀しくて空しい。


間伐材を何とか役立てようと思うのは摂理であり、薪ストーブユーザーにしか出来ない環境対策なのである。

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きっちり40㌢の玉にして丁重に扱い、一番日当たりのよろしい場所を提供し、立派な薪に仕上げるのが我が勤めと悟った晩秋の午後2時半。