マーケティングマネジメント用語まとめの第2回。
最低限ここまでは丸暗記が必要です。
■コトラーの「マーケティング・プロセス」について
製品と市場を軸(それぞれ「新規」「既存」)にした2次元の表を作り、成長戦略を「市場浸透」「製品開発」「市場開拓」「多角化」の4つに分類する。
①製品(既存)×市場(既存)
市場浸透戦略
現在の市場で、現在取り扱っている製品の販売を伸ばす成長戦略。例えば、既存顧客に広告や値引きなどを通じて、既存商品をより多く買ってもらえるようにする方法。
②製品(既存)×市場(新規)
市場開拓戦略
新しく顧客を開拓して、既存製品の販売を伸ばす成長戦略。例えば、国内向け商品を海外にも販売するという方法。
③製品(新規)×市場(既存)
製品開発戦略
既存の顧客層に向けて、新製品を開発して販売する成長戦略。製品のモデルチェンジやバージョンアップなどが該当する。
④製品(新規)×市場(新規)
多角化戦略
新しい製品分野・市場分野に乗り出し、新しい事業を展開することで成長する戦略。例えば、航空会社が音楽流通ビジネスを展開するような方法。
■「ファイブ・フォーセス分析」「VRIO分析」について
5F分析:企業を取り巻く外的環境(業界構造)を分析する。(外部環境分析)
VRIO:企業の持つ経営資源の競争優位性を分析する。(内部環境分析)
■ターゲット・マーケティングについて
【ターゲット・マーケティングの必要性】
高度経済成長の時代には、製品を大量生産し、大量に流通させ、大量のプロモーションで需要を喚起してきた。マス・マーケティング戦略によって、コストと価格の最小化を図り、最大の潜在的市場を開拓した。
しかし、人々のニーズが多様化している現代では、広範囲な市場において、すべての顧客のニーズに応えることは難しい。商品・サービスの汎用性を高くすると、競合との差別化ができなくなる。多様なニーズを取り込むために機能を付加していくと、コストが嵩む。
そのため、経営資源(予算・人員)を有効活用するために、市場を細分化し、選択した市場で効率的に事業展開するターゲット・マーケティング戦略が必要となる。
市場を異質な部分市場の集合と捉え(市場細分化)、標的市場(ターゲット・マーケティング)をどこに定めるかに応じて、最適なマーケティング・ミックスを開発するべきである。
※市場細分化が有効になる条件
* 測定可能性 市場セグメントの規模や購買力を容易に測定できるということ
* 維持可能性 市場セグメントの規模や購買力が企業にとって十分な利益をあげるレベルにあるということ
* 到達可能性 市場セグメントへのアクセスが容易に可能であるということ
* 実行可能性 市場セグメントに向けて、効果的なマーケティング戦略が実行できるということ