自民党で今、何が起きているのか(その2) | 富士市議会議員 鈴木幸司オフィシャルブログ Powered by Ameba

富士市議会議員 鈴木幸司オフィシャルブログ Powered by Ameba

細野豪志サポーターズクラブ「豪衆会」は新規会員を募集中です。

>これが小選挙区比例代表並立制という選挙制度改革によって
>大きく崩れることになる。

>発端はリクルート事件

 

世界最強の包括政党自民党には
他には真似できない政治家育成システムがあった

 

「状況の変化に応じて、右派にも左派にも姿を変える」

そんなことが可能なのもこのシステムのお陰だといえる

 

端的に言えば、

自民党議員は地方予選を勝ち抜かなければならない

という新人発掘法。

 

中選挙区では自民党同士が戦わなければならない。
そうした競争で「派閥」が最大の力を発揮したのだ。

 

全国津々浦々で争われる派閥ごとの競争。
地方選挙で勝ち残ってきたものだけが

市議から県議へ、県議から国会議員へと登っていく

そうして新陳代謝が繰り返される。

 

かつて田中角栄氏は、四分の一の支持で天下が取れると喝破した

国民の半分の支持で第一党になり、

その半分の支持で第一派閥になる。

自民党の第一派閥になれば総理の椅子が手に入る

 

政治スキャンダルが表沙汰になり、
自民党の支持率が落ちるたび

派閥間の争いで「疑似政権交代」してみせる

 

自民党内には右派も左派もある。

派閥間の疑似政権交代で、日本社会で最も多い中道層の、つまり

「サイレントマジョリティ」の支持が得られるよう工夫してきた

 

最強のチカラを発揮してきた「派閥の連合体」

これが自民党の強さの正体。

 

それを今、岸田首相は壊そうとしている。

 

(続く)