今年も、EBPM「エビデンス(証拠・根拠)に基づく政策立案」をしてまいりますので、お付き合いをよろしくお願いいたします。
さて、テレビのワイドショーは、コロナの陽性者がどれだけ増えたか大騒ぎして、視聴率を稼ぐ姿勢に変わりがありません。
(あんなものPCR検査数によって大きく変動します)
ちょっと見方を変えて、
昨年3/19からの新型コロナ死の政府発表、
その一週間合計をグラフ化してみました。
第一波が4-5月、
第二波が8-9月、
そして
第三波が12-1月に来ていることが解ります。
12月31日現在で、
一週間の死者数が350名前後で推移しています。
このグラフから判ることは、
一週間で400人が一つの天井ではないか、ということです。
だんだん、上昇カーブが寝ていくことが見て取れるからです。
上昇率が減衰しています。
難しい言葉を使うと、
『f ′(a) は,x=a における接線の傾きを表す』のですが、
このf ′(a)が水平になれば天井です。
そこが「400人」あたりではないかと推測できます。
コロナ死の半分は首都圏に集中しています。
昨年の11/18、政府は東京都に対し、
飲食店の時短営業を要請しました。
そして12/1には東京都知事が高齢者に対して移動自粛を要請。
これらの要請が一定の効果を示し始めている。
第三波のピークアウトは近いのではないか。
その天井がコロナ死「一週間400人」という仮説です。
この天井を突き破るのかどうか、
今は慎重に見守っていく必要があります。
感染数は増えていますが、重症化する前に手が打てるようになりました。
この要因の一つは、検査体制が拡充されて早期発見、治療ができるようになったこと。
要因の二つ目は治療経験が豊富になり、治療薬も早めに使えるようになったこと。
テレビ等の報道を真に受け、新型コロナには「治療薬がない」と思っている人が多いけど、実は治療法は確立されつつあります。
エクモが必要になる前に、ネイザルハイフローで呼吸管理できるようになったのも大きい。
このカーブが再び上昇に転じるようなら、
もう一段、厳しい措置が必要になりますが、
その可能性は低いと考えています。
大丈夫。
日本は必ずこの危機を乗り越えます。
そもそも、日本のコロナ死数は欧米の1/100以下。
大切なのは、パニックを起こさない事です。
※1/5追記
移動「平均」と言いながら、7で割るのを忘れてます。
うわー恥ずかしい・・・orz
自戒を込めて、晒しておきます。後で直します。
※本文は直しました。
でもグラフの表題はまちがったままですので、引用なさる方はお気を付けください。