”リモートワークの生産性を上げる住宅づくりに必要なこと(私見)” | 富士市議会議員 鈴木幸司オフィシャルブログ Powered by Ameba

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福岡大学の木下教授から、
大変良いご意見をいただいたので、ご紹介しておきます。

 

>最近の自宅でのリモートワーク対応は、今ある机の周りの三方を囲い込むように板で覆うものや、クローゼットや押し入れなどを改造して小さなスペースを作るものがありますが、そのような応急処置的なものでは生産性は上がりません。

  

>首都圏で緊急事態宣言が出され、それ以外の地域でも同様の事態となるかもしれず、多くの企業は、さらにリモートワークを強化することとなります。

  

>セキュリティを重視する会社なら、自宅でデータを保持できない仕組みのPCを貸与される(シンクライアントPC)

>一般公衆回線でないLANで会社とつながること。自宅の中は無線ではなく通信の途切れることが少ないLANケーブルでつないで欲しいと思います。

 

>マンションの設計側がするべき仕事は、窓に面した光の当たる部屋を準備することと、温度管理と壁の色、リモートワークルームの空気に気を配ることです。

 

>窓ガラスは複層ガラスの断熱性が高いものが必須です。日本でも仕事の効率性を上げるオフィスの温度と湿度があることにようやく配慮がされるようになりました。

 

>作業効率が良くなる温度の設定については様々な研究が行われていて、室温の違う部屋で同じ問題を解かせてみてどちらの室温の方が、正解が多いかというような比較試験ですが、25度くらいが最も効率が上がる温度とされています。

>省エネの観点から夏場の冷房は28度に設定されていますが、これは仕事の効率を落とすのです。学校にエアコンを入れることが当たり前になっていますが、学校でも25度前後が学習効率を上げることを意識してもらいたいと思います。

 

>また、仕事をするうえで、空気が新鮮であることもとても重要な要件です。密閉された空間に長いこといると、二酸化炭素が増え、酸素が減りますので、窓を開けて換気をしないといけません。

 

>クローゼットを改良したような仕事部屋ですと、窓も換気扇もない部屋になることが予想されます。これは最悪です。

>また壁紙から化学物質が出るようでは効率性を上げるどころか体調を崩します。個人的な趣味で言わせてもらえば、漆喰かヒノキの無垢材の壁か、ホタテの貝殻の粉末を吹き付けた壁だと快適です。どちらもお奨めです。

 

>部屋の天井の高さと部屋の色。これも生産性に大きく影響します。

 

>もしかしたら、その家で働く人の職種によっても、微妙に設計が異なるかもしれませんね~

>これらは、小回りの利く地元業者さんに大きなチャンスがある分野です。地場企業の積極的な対応が見られると良いですね~