富士市議会で政策討論会が行われました。 | 富士市議会議員 鈴木幸司オフィシャルブログ Powered by Ameba

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私のように「空気の読めない」人間にはとても有難いことに、富士市には「議会基本条例」というものがあります。
そこには、議会そして私たち議員は、何を目的とし、どのように行動すべきかが書かれており、
昨日、この基本条例第13条に基づき「政策討論会」が開かれました。

 

今回のテーマは
①コンパクトシティ政策を進めることの是非
②「まちなかU-40」の効果検証および後継事業のあり方
この2点。

 

富士市は現在「立地適正化計画」という集約・連携型のまちづくり、所謂コンパクトシティを目指すためのプランを策定中です。
その前に、この政策の是非についての討論会を開催することは、実に時宜を得たものだと考えます。

政策討論会では、まず「コンパクトシティ政策に対する反対意見」、次に「賛成意見」が各議員から表明されました。

 

議会基本条例第4条(議員の活動原則)第三項には
「一部の団体及び地域の代表ではなく、市民全体の福祉の向上を目指して活動すること」
と書かれています。
つまり議員は、市民全体のことを考えて政策提言していくべきなのです。
にも関わらず、
人口減少時代を踏まえ、
「富士市が将来『糖尿病』にならないように、今から対処すべき」
だという賛成意見に対して
「糖尿病なんて悲しい事言わないでください。〇〇地区はまだまだ発展します!」
と感情的に反論される方がいたのは残念でした。
補助金という「栄養過多」で太り過ぎた地方自治体が、なんとかスマートになろうと努力するのがコンパクトシティ政策です。
〇〇地区だけはまだ人口が増えるというのなら、特別措置法に基づく支援措置や金融インセンティブに頼らず、
どのようなまちづくりをしていくのか対案を示すべきであり、感情的に、ただ反対するのは不勉強の誹りを免れません。
一方で、そうした政府の支援策を活用して「空き家対策」などを行っていくべきだと論じた一年生議員がいたことは、とても頼もしく感じました。

これから各地域で行われる説明会では「市民に対する丁寧な説明を」と議長が議論を引き取り、テーマ①の討論は終了しました。


(ここまでほぼ2時間を費やしました)

テーマ②については、また後ほど書きます。