公設民営の川崎市こども夢パークに行ってきました | 富士市議会議員 鈴木幸司オフィシャルブログ Powered by Ameba

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西野博之さんに会ってきた。
裸で多摩川を泳がされ、全身をカッターナイフで刻まれて殺害された中学生の話を聞いて泣いた。
私たちにできる事は何だろうか。
大人の責任って何だろうか。

>でも大人は助けを求める相手に選ばれなかった
この学校の教員はSOSを受け止めてくれる人には見えなかった。。。
これは致命的な問題かもしれない。
少なくとも昔は、学校という「部分社会」の中で解決しようと足掻く大人たちがいました。(僕らの世代は金八先生とか見ながら教師を志したものです)
生徒も教師も、そうした「部分社会」の仲間です。生徒も教師も学校だけは守ろうとします。
学校からフリースクールに逃げ出して、イジメがなくなったからと学校に戻されて、昔イジメられていた記憶がフラッシュバックして数年後に自殺してしまう子供がいます。
西野さんは「学校に戻らなくてもいいよ」と言います。「川崎こども夢パーク」はそのための場所なのです。 
 
実は西野さんとは「川崎市子どもの権利条例」と「学校という部分社会」の整合性について議論させていただきました。
川崎市の条例では、子どもは大人の途中段階ではなく一個の個人として尊重されることになっています。でも学校の実態ってそうなっていませんよね。
川崎市のこどもがこの条例を学んだあと、目を輝かせて「こどもにはありのままでいる権利があるんだって!」と親に言ったとします。
「いいからちゃんと勉強しなさい」と叱られてしょげかえるのが関の山。そんな風景が目に浮かびます。
 
「権利の上に眠るもの、法はこれを保護せず」という大原則があるからです。 
 
「こども権利条例があるのに、どうして川崎市の中学生は制服を着せられているんですか?」という意地悪な質問に西野さんは丁寧に答えてくれました。(このひとは信用できると直感した)

文部科学省の天下り問題、横浜市の岡田教育長の発言、これはある意味しょうがないんです。彼らは自分たちの所属する「部分社会」の住民ですから、そこの社会規範は法律よりも優先される・・・これについてはまた後日論じたいと思います。
   
しかし、私たちにも出来ることがあります。
まずは見て見ぬふりをやめること。私たちはそこから始めるべきです。   
「夏祭りには遊びに来ますね!」西野さんとは再会を約束してお別れしました。