第15期自治政策講座in横浜 「進む人口減少と自治体の政策」
~右肩上がりの成長・発展から発想の転換を~
第4講義 人口減少時代の議会と情報~ネット選挙解禁の意味
小林隆 東海大学教授
「外部参照系」の強い社会
(ググるってことば知ってますか・・・?)
「外部入力系」・・・これがだんだん増えてきた
(ラインとか・・・)
ネットワークの3つの性質
・カオス状態からクラスターの形成
・スモールワールド性によってすべての人類は6人の友達でつながる。
(6次のつながり)
Facebookによってこれが4.5人にまで小さくなった。
(4.5次のつながり)
・スケールフリー性
チーム「LICT」
議会事務局の職員は実は行政マン
市のウエブサイトにぶら下がる議会のウェブサイト(同じドメイン)
同一のCMSの中に置かれているということは、行政の一部署として扱われているということ・・・それでも本当に二元代表制ですか?
住民意見反映のための装置、それが議会。
ところが、市の職員が1000人いても議会事務局員は5、6人。
議会のウエブサイトから議員個人のサイトやFacebookにアクセス出来ないことが、どんなに異常なことか、早く気づいたほうがいい。
住民意見の外部入力系、それが議会。
まとめ
有権者の投票行動
長期的要因
⑴社会学的要因
・年齢、学歴、職業、居住地、所属団体など
⑵心理学的要因
・支持政党
短期的要因
⑴政策と争点と態度
⑵候補者イメージ
・これに加えて地方議会では、地元利益誘導への評価が影響する。
人口減少時代の議会と情報
⑴成長を前提とした経済的豊かさよりも、縮減を前提とした時間と空間の豊かさを意識すること。
⑵誰もが、優れた判断ができるように、気づき、知ることができる優れた政治情報を提供すること。
⑶気づいて知った人が、行動を起こすことができる、柔軟な議会を再構築すること。
ITに弱い、特に外部入力系に疎い議員はセレモニー用でしかない。
人口減少時代にセレモニー用の議員が必要ですか?