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>こんにちは。
>ブログネタ運営局のロジャーです。

はい。こんにちは。
富士市議会議員の鈴木です。

>ついに、菅総理の支持率が16%とか17%になったそうですね。
>8割以上の人が、いいと思っていないということになります。

世論調査というやつですね。

>民主党のなかにも菅総理を批判する人もいて
>なんだかなあと思ってしまいますが
>国会議員を選挙で選んだのは国民なのですよね。

組織人としては、おかしいとは思いますが、
小選挙区制度のもとで選ばれた国家議員はみんな「個人商店」ですから、
政府内にいない人が内閣を批判するのは自由ですし、
野党の国会議員といえども、政府に入ることは可能です。
ただし、比例代表制度で当選した方(比例復活も含めて)は
厳密な党議拘束を受けるのは当然だと思います。
 
また、米国では共和党議員であっても民主党政権に参加したり、
その逆も当たり前のように行われていますが、
これは制度の違いもあるんでしょうが、
アメリカというのは徹底的に個人の意見を大事にする、
そんな個人主義というか国民性を持っているからかもしれません。

>支持する人のなかには、
>菅総理の後任ということを考えてもピンとくる人がいないから、
>というような消極的な意見の人もいました。

日本人は「和」を大切にしますから、
菅さんのように「気分だけは大統領」という人は嫌われるんですね。

後任に「細野豪志」という名前も上がっていますが、
それは贔屓の引き倒しというものです。
 
彼の経営能力は未知数です。
これからいろんな大臣を経験し、
役人をつかいこなす能力を身につけないと、
「嫉妬」の海で足をひっぱられることになります。

安倍さんや福田さんが短命だったのも
実は「官房長官」しか経験しないままトップに立ってしまったからだ、
という人もいます。

いつか前原首相―細野官房長官というコンビも見てみたいです。

>菅総理が辞任しないのは、
>「ポストにしがみついている」というような意見もあります。

それは違うと思います。
本人に聞いたわけではありませんが、
菅さんは歴史に名前を残してから辞めたい…
そう思っているだけですよ、きっと。

小泉さんが総選挙で大勝しながら、
あんなにあっさり辞めたのも
郵政民営化で「歴史に名前を残した」と信じているからです。

>それだけ政治家の仕事というものは魅力的なものなのでしょうか。
>ロジャーにはあまり分かりませんが……。

政治家って結局、経営者になるって事なんですよね。
国家の経営であったり、自治体の経営であったり。
私自身は会社の経営者でもありましたから、
この辺の「呼吸」はわかるつもりですが…。

地方自治法に規定される「議会の権能」が諸外国に比べて
幅広く与えられているのには、実際驚きました。
 
やろうと思えば何でも出来る…
会社組織で例えれば、
市民が株主で、議会は取締役会だということです。
地方自治体は「議院内閣制」ではなく「大統領制」ですから
市長はその能力を買われた「雇われ社長」にあたります。
 
これが「二元代表制」だという理解でいいと思うんですが、
つまり、議員一人ひとりの権限は大したことはなくても、
「議会」としてひとつにまとまれば、
とんでもなく大きな力を持つ事になります。
 
一度傍聴に来ていただければ解りますが、
議員に対して、市長以下部長さんたちが向かい側に座っています。
地方自治法上これって変な話です。

「議会の審議に必要な説明のため議長から出席を求められたときは、議場に出席しなければならない」
と規定されているだけの人たちが、
最初からぞろぞろ座っているんですよ。

向かい合って座っているから
対立関係にあるように感じますが、
市当局は株式会社で言えば「社員」に当たります。
「取締役」と「社員」が対立関係にある会社なんてありえません。
 
二元代表制を突き詰めていけば、
そういうことになるんじゃないでしょうか。

市長にとってみれば、
議会はそうした大きな力を発揮せず、
会派ごとに分裂していてくれた方が都合がいいわけですね。

私たち市議会議員が「常識」だと思っていることが
実は、 
地方自治法上の非常識だったりするのかもしれません。
 
富士市議会議員 鈴木幸司