未だ汚染水の問題に悩まされています。時差ぼけゆえか、最近、夜中に目が覚めるのですが、携帯には、毎晩のように水のトラブルを知らせるメールが入っています。過酷な環境下で、24時間体制で闘っている作業員の皆さんのことを考えると、無力感に苛まれます。ロードマップのステップ1(7月半ばまで)も、終盤に差し掛かり、改めて、自分の役割を考えるようになりました(「これをやります」と明確に言えないところが、総理に助言することを役割とする補佐官の難しいところですが・・・)。
永田町は騒がしくなっていますが、この役割が与えられている限り、少なくとも医療体制の充実や放射線管理など、現場の皆さんのバックアップには最後まで取り組みます。
(6/21◎細野豪志)
45日ぶりのメルマガ更新。
言いたいこと、言えないこと…
行間から苦悩が滲み出るような文章で、痛々しい。
やっぱ、俺たちだけは豪志の苦衷を察してやらなきゃね。
内田樹さんのブログに
「原発の供養」という記述があった。
丹念に読んでいくと、細野と内田さんの関係が理解できる。
「内田樹の研究室」
http://blog.tatsuru.com/
この方の文章は論理的で読みやすい…
(今、一般質問の準備で2月議会の議事録を全部読んでいるが、これがキツイ。
論理的でない文章を読むことがこんなにシンドイとは思わなかった)
そのブログ(6/22)から少しだけ引用します。
マスメディアへの需要はすでに不可逆的に「なくなりつつある」のである。
当のマスメディアだけが、それを直視していない。
みんなが「新聞もテレビももう終わりだ」となんとなくわかっている。
「みんながわかっていること」をメディアが報道しない。分析もしない。解決策を提言もしない。
そうやって、メディアの「知性」への信頼をメディア自身が掘り崩している。
端的な事例は平田オリザさんの「汚染水の廃棄はアメリカの要請」発言である。
そりゃそうだ。
平田発言の意味するところは
みんな薄々気づいている。
しかし、マスコミは気がつかない振りをするわけだ。
全部、首相のせいにしたいからね。
「レッテルを貼る」ことがマスメディアの仕事だと思い込んでいるため
新聞は毎年毎年5万部づつ部数を減らし続ける。
もう、この流れは止められない。
幸いにして私たちは
細野豪志本人から話を聞くことができる。
マスメディアが自殺を続ける中で、
「日本は大丈夫だよ」という情報を
私たちは流し続けよう。
今こそ辺境国家の底力を見せる時だ。
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