大前研一さんのニュースレターより | 富士市議会議員 鈴木幸司オフィシャルブログ Powered by Ameba

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▼問題が多い計画停電は人災だ
 
 今回の日本政府の対応の中で最大の過ちは、東京電力の「計画停電」を許可したことです。計画停電による経済的なダメージは、想定の範囲を超えていると私は感じています。
 そもそもピーク時の電力を抑えることができれば良いのに、「節電」と勘違いした「行き過ぎた自粛」が散見されます。

 交通機関は運行量を制限し、築地に行っても魚も野菜もなく、公共の建物を利用したコンサートなどは軒並み中止という始末です。関西方面にホテルを借りきって“疎開”する人も出ているようです。

 これらの中には本来必要のない「自粛」があります。それによって莫大な経済的な損失が生まれています。「これは東電が作り出した人災」だと私は声を大にして言いたいと思います。

 東電が正しく説明をして、ピーク時の電力量を下げるための施策を考えれば、乗りきれる事態です。私に言わせれば、朝早くから計画停電を実施しても意味はないですし、今のところ週末も節電の必要性
は薄いはずです。

 この計画停電は今年の冬まで継続の見通しとのことですが、「全力」でこれを阻止する必要があると思います。

 試算すれば分かりますが、火力発電所の復旧や東西電力グリッドの結合などによって夏までに確保される電力を考慮すると、現状から最大で約25%程度の電力の削減を実現できれば良いのです。

 「サマータイム2時間」「事業所の操業曜日の平準化」「夏の甲子園中止」「大口料金のアップ」など、私は削減策をいくつも提案しました。

 このようなアイデアを広く募集して、可能なものから実現していけば良いと思います。それだけで「25%の電力削減」を実現することは可能でしょう。


大前さんの意見に賛成です。
ただひとつ、夏の甲子園中止以外は・・・orz

工場などのように「需給調整契約」の形で契約している大口需要家は、安い電気料金を享受する代わりに、真っ先に調整の対象になるわけで、計画停電の形で普通のお宅が一緒に犠牲になるというのは理屈に合わない。需給調整が出来ないのなら「大口料金のアップ」も致し方ないだろう。

この際だから「サマータイム」も導入してみるのがよいと思う。

鈴木