党首討論のこと | 富士市議会議員 鈴木幸司オフィシャルブログ Powered by Ameba

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 グロービスの堀義人氏、iPS細胞の山中伸弥氏、短距離の朝原宣治氏、政界からは各党幹部が入れ替わり。昭和30年代の各界のリーダーが始めたG1サミットも3年目。今年、初めてお誘いを頂いて、私は「経済開国」のセッションでパネラーを務めてきました。
 刺激的だったのは、昨晩の日付を超えて続いたフリータイム。世界中の投資ファンドの経営者が、日本の財政のことを懸念していました。皆さん、日本に固執しなくても、やっていける人ばかりなのですが、日本を何とかしたいという思いを持っています。
 菅総理は、党首討論で社会保障の協議を呼び掛けて、谷垣総裁から「八百長相撲には付き合えるわけがない!」とばっさりやられました。まさに、考え抜かれた決め台詞!党内政局、マニフェストの検証など、民主党に問題があるのは認めます。ただ、ここで協議が成り立たなければ、日本の社会保障と財政の危機は、取り返しのつかないことになりかねません。
 今年のG1サミットのテーマは、「次代に引き継ぎ、変革し、新たに創るもの」。政治とは絶望の連続ですが、我々には、諦めることは許されません。(2/12◎細野豪志)

 党首討論の菅総理にはがっかりでした。「八百長」と言われたあそこは
55年体制こそが自民党がやってきた八百長だったのではないか!
と切り返す所でしょう。
 戦後50年間に渡って日本社会党との対立を演出し、裏では妥協を模索し、カネまで渡して政権を維持してきた自民党に言われる筋合いではありません。
 今、政治が混乱して見えるのは小選挙区制度の導入によって「2大政党制というガチンコ相撲」が繰り広げられているからです。
 
英国では政権が交代するたび、与党側の支持者は決まって不満を漏らします。
「交代した途端に政策が野党よりになった」
というものです。
 
これは議会運営上の知恵であり、2大政党政治のひとつの法則です。
連立政権には『シッポが犬を振り回す』という法則がありましたが、2大政党の下では『政権が変わると野党の政策が一部実現する』という力学が働きます。
 
八百長をやれと言っている訳ではありませんが、
そうした妥協のための「根回し」を誰かがやっている形跡が菅政権には見えてきません。
真正面からぶつかるだけが相撲じゃないですよ。
 
鈴木