おはようございます。このところ、私のテーマの一つに「共同体」があります。先日、京都の番組小学校の跡地を訪れてきました。京都では、学制が導入される前の明治2年。旦那衆によって、番組小学校がつくられました。敷地も建物も、地域住民が経済力に応じて負担した「かまど金」によって賄われ、設計も旦那衆によって行われました。さすが京都と唸ったのは、昭和初期に建てられた現存している校舎に、茶室や作法室がつくられていたことです。
9月に、三鷹市の第四小学校のコミュニティスクールを見学してきました。学校の警備、図書館の管理、授業のサポートにも、地域住民が参加しています。三鷹のような都市部においては、学校を通じて地域のつながりが強くなっているとのことでした。小学校というのは、共同体の核となる施設として最も適しています。「新しい公共」は、新たな社会づくりへの挑戦です。真に強い社会づくりとは何か?現時点の私の考えをブログ(http://blog.goo.ne.jp/mhrgh2005/)に書きましたので、ご覧ください。(11/21細野豪志)
詳しくは、上のリンクから「細野豪志ブログ」の記事を読んでいただきたいので、最後の数行だけを紹介します。
鳩山前総理が提唱した「新しい公共」は、単なる税制優遇を意味するのではなく、新たな社会づくりへの挑戦です。中央集権的な国家運営を続けて140年以上。しなやかな、真に強い社会づくりに勇気を持って漕ぎ出す時期を迎えているように思うのです。
yan