羽田は24時間国際化へ | 富士市議会議員 鈴木幸司オフィシャルブログ Powered by Ameba

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関空軽視「もう金出さない」…羽田ハブ化で橋下知事

 会談する前原国交相(左)と橋下大阪知事。関空のあり方で意見が分かれた。
 「羽田空港をハブ(拠点)空港にする」。大阪府の橋下徹知事との12日の会談で、関西、成田空港を国際拠点空港と位置付ける従来の航空政策を覆した前原国土交通相。「日本にハブ空港は二つ要る」と主張する橋下知事は関空への財政支援打ち切り案まで持ち出して反論したが、議論は平行線のままだった。

 〈羽田シフト〉とも言える政策転換に、「関空は国から見捨てられるのか」と戸惑いが広がる一方で、「大臣の真意を見極めたい」と冷静に受け止める声もあった。

 関空内のホテルで12日開かれた会談の和やかなムードは、前原国交相が切り出した一言で一変した。

 「日本にはハブ空港は一つもない。羽田空港の24時間国際化が必要だ」

 従来の国交省の方針に沿って関空支援策を求めるつもりだった橋下知事は驚いた表情を見せ、「関空はスポーク(支線)でいいのか」と反論。前原国交相は「ハブ空港は羽田なんだ」と譲らず、意見が対立したまま会談は終わった。同席者の一人は「国交相は『私の関心は関空にはない』と言わんばかり。知事とは全くかみ合わなかった」と明かす。
10月13日13時22分配信 読売新聞




 ええと「ハブ」の反意語は「リム」ですよ。スポークでは航路の意味になってしまうんじゃないかなあ、と自転車乗りの私はそう思います。

 関空の問題は大阪駅からの直通列車がないことです。リムジンバスには時間的な正確さがありません。ここでネットワークが途切れていることが関空の最大の弱点です。だから大阪の旺盛な国内線需要を伊丹に奪われてしまうわけで、実は過去には橋本知事自身も「関空は欠陥空港」だと発言しています。


「日本にはハブ空港は一つもない。羽田空港の24時間国際化が必要だ」 

 これはもう当たり前の話で、地元の反対で夜間発着の出来ない空港なんて海外から見れば大迷惑。昼間に成田に着陸するために、場合によっては夜中に離陸しなけりゃならない・・・なんてことになってるんですよ。日本人の安眠の為なら外国人は我慢しろ、というのが「成田の理屈」です。

 天候状況や出発の遅れなどで11時までに成田に着けなかった便は、今でも羽田が受け入れています。ですから成田は羽田無しでは成り立たない、というのが現状で、逆に羽田は成田無しでもやっていけます。

 つまり羽田にD滑走路が完成すれば、日本にもやっとまともなハブ空港が出来上がるわけです。

 

 天候状態や何らかのトラブルで羽田に降りれなかった便は代替空港を探すことになります。成田の存在価値はそこにあります。代替空港で良いと言うのなら、都心まで1時間以上かかる成田に「富士山静岡空港」は対抗できる可能性があります。それが「新幹線空港直下駅」構想です。

 

 川勝静岡県知事は9月議会で「静岡空港に新幹線駅が設置されれば全国に例を見ない利便性の高い空港となるだけでなく、首都圏や中京圏からのアクセスの向上により、ビジネス客も取り込める」と発言しています。

 今のところJR東海からダイヤ編成や技術的見地から実現は困難との見解が示されていますが、「2025年にリニア中央新幹線の営業運行が開始されれば、東海道新幹線の役割も変わることから、この時期を目安に関係者と連絡をとるなどして準備を進めたい」と答弁しました。

 

 空港直下駅が出来れば、JRの「緑の窓口」でチェックインして、その後は世界一正確な運行を誇る新幹線が離陸直前の航空機に接続することが可能になります。

 航空がネットワークビジネスだという事に気がついていますか。日本最大の鉄道網をもつJRが航空ビジネスに参入すれば最強のコラボの成立です。

 前原さん、JALの再建が無理なら、バラバラにして売ってしまえばいいんですよJR東海に。

 

yan