鳩山政権の動きが大きく報道される一方で、自民党の動きは全くと言っていいほど報道されません。ここまで、空中戦は民主党の圧勝と言えそうです。ただ、本当の勝負は地上戦です。国会がない時に、野党にはほどんど出番がありません。そんな時、私は朝一で街頭に立ち、その後は地元を回っていました。野党には、それしかないからです。しかし、静岡県内を見る限り、自民党からその迫力を全く感じません。谷垣総裁は、民主党のアキレス腱と見て、まっ先に八ツ場ダムを見に行きました。医療や介護の現場、疲弊する農村など、自民党が見るべき現場は、いくらでもあるはずです。
与党も基本的に同じです。政府に入っていない我々与党議員は、国民の中に分け入って声を聞くべきです。私が任命された組織委員長、企業団体委員長という役職は、その先頭に立つものと理解しています。戦いが行われている来週中は静岡県内で。その後は全国で。もちろん、静岡5区を忘れるわけにはいきません。目指すは、地上戦と空中戦の完全勝利です。(10/17 細野豪志)
谷垣さんが富士市にお見えになりました。
参議院補欠選挙の候補者の応援です。
仰っていたことは主に2つ。
谷垣さんの使命は先の総選挙の敗北を真摯に反省し、自民党を立て直すこと。
ではその総選挙の敗因は何か?
これを「自民党は国民政党であると言うことを忘れてしまっていたから」だと総括していました。
うん。さすが谷垣さん、右も左もない、自民党は国民政党だという原点に立ち戻れと訴えたわけだ。
実は自由民主党という政党が日本の高度成長を支えてこれたのは
保守政党の衣をまといながら、官僚統制による計画経済を推進してきたからだ。
諸外国からは、自民党が社会主義政党に見えただろう。
この成功体験に胡坐をかき、国民の声を聞くことを怠った・・・
ここで重要な一言をもらした・・・
「選挙に勝つ為の政策に偏っていた」
自民党は広く万遍なく国民の声を聞く政党に立ち返ろうというのなら、
選挙に勝つ為の「自公連立」は早々に解消されることになるだろう。
もう一つは、
「高校の無料化も子供手当ても、悪くはない」と民主党の政策に理解を示しながら、
「ではその財源は、消費税を上げないで可能なのか」と財政規律派としての面目躍如といった主張を繰り広げたことだ。
「これをキッチリと正していくことが議会制民主主義における野党としての役目」だと言いつつ、
「その為にも議会に足がかりとなるだけの数が必要だ」と
「この若い候補者を国会に送って欲しい」という結語に持っていった。
自民党の選挙カーには多くの県会議員さんが上がり、自民系の市会議員さんも集まっていました。
天候も良く、多くの聴衆に囲まれていましたが、でも当日行われていた「市民福祉まつり」の会場入口で遊説するというのは市民感覚としてどうなんでしょう?
交通整理のスタッフも相当苦労してましたよ。
