天下分け目の前哨戦、静岡に学者知事誕生か | 富士市議会議員 鈴木幸司オフィシャルブログ Powered by Ameba

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7/3「天下分け目の前哨戦、静岡に学者知事誕生か」から引用します。



明後日にせまる静岡県知事選は、東京都議選にも影響を与えかねない重要な選挙だ。


民主党などが推薦する川勝平太候補は、告示の2週間前に出馬を表明し、大きく出遅れたが、自公推薦の坂本由紀子をしのぐ勢いのようだ。


もともと民主党にとって、難題を抱えた選挙だった。元民主党参院議員、海野徹に出馬取りやめを小沢一郎が求めたものの、不首尾に終り、票割れの懸念をかかえたスタートだった。


川勝を担ぎ出したのはもちろん、小沢だ。連合との関係が芳しくない海野では、危ないと見た。海野は2004年の参院選でも、2007年の静岡市長選でも負けている。候補者調整よりも、川勝平太という人物の持つ馬力に賭けたのだろう。


川勝は「新しい歴史教科書をつくる会」や産経の正論路線に賛同する、保守色の強い歴史家であり、一方で新自由主義的な経済学者でもあると見られている。


一筋縄ではいかないユニークな理論家といえるだろう。「川勝経済史学」は、それなりに世界に知られている。


とくに、ヘーゲルやマルクスの「時間軸」世界史観に対し、「空間軸」という視点での東洋的な史観を指摘したところが面白い。


難しいことはともかく、税金無駄遣いをやめ、天下りを禁止し、地方分権を進めるという点で、民主党の政策と一致し、学者からの転身を決意した。


選挙戦では、川勝は出遅れた分を、学者に似合わぬエネルギッシュな演説を武器に、猛烈な勢いで取り戻し、官僚出身の坂本由紀子候補を脅かしている。


過去に自民党政権の政策にも関わったことのある実力候補者、川勝の地方政治へのチャレンジは、宮崎のタレント知事をあろうことか国政選挙の顔にしようとする自民党の人気取り戦略へのアンチテーゼと見ることもできよう。


それにしても半分だけ幕が開いた東国原劇場は、どう収拾をつけるつもりなのだろうか。下手をすると、東国原にとっても、自民党にとっても、国民観衆のブーイングの嵐を受けるステージに終わりかねない。


 

川勝教授の「日本文明と近代西洋」を読んでみた。

空間軸理論による日本文明の再考は興味深い。

マルクスを正しく評価しながら、

その後の共産主義者の誤りを厳しく指摘する。

川勝教授は間違いなく、保守系の論客なのだ。


ダーウィンの適者生存理論に対しても疑問を差し挟む。

実際の世界では勝者と敗者は生存空間を分けて「すみわけ」していることを

進化論では説明できない。 

 

弱者に対するいたわりが川勝教授の著作から読み取れる。

 

戦後初めて

民間出身の知事が静岡に誕生するかもしれない。

 

明日は投票日。

合言葉は「そうだ選挙行こう」(by フジブログ)

http://orz.fujiblog.jp/?day=20090703


yan