ようやく新総裁が決まりました。あいさつの中身よりは、福田氏の硬い表情が印象的でした。
自民党というコップの中の争いは終わりました。まずは、福田総裁がどういうスタンスで国会論戦に望むかを、じっくり見極めたいと思っています。間違いなく言えることは、仲間内の争いと違って、国会は真剣勝負の場所だということです。
迫力のある論戦を繰り広げて、国民に新たな選択肢を示さねばなりません。
細野豪志 9/23
「これからお仕置きがはじまります」
「先の参院選でわが党が国民の信頼を勝ち得ていないことが明らかになった」
「自民党も変わらなければならない」
福田自民党総裁のセリフが冴えない。
唯一、記者団に切り替えした
「あなた方が読み間違ったんじゃないですか」
という皮肉が鋭かったくらいだろうか。
それもしかたがない。
福田首相の役目は闘犬でいうところの「かませ犬」。
意気があがるはずもない。
批判する側の民主党もやりにくい。
今後は福田首相が「きゃん」と鳴くたびに同情は集まる。
先日解説したように、55年体制当時の
「与党の横暴」VS「野党の怠慢」という対立構図が
衆参ねじれ現象の下では機能しないのだ。
与党は今後、強行採決を連発できないし、
野党は審議拒否しずらい。
今週のTVタックル「永田町時代劇」はこの政変をどう描くんだろうか?
ああ、おいらに脚本書かせてくれないかなあ。
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時は元禄19年、
アフガン勅使下向の饗応役を仰せつかった安倍「内匠頭」は連日の小沢「上野介」の嫌がらせに頭を悩ませていた。
「国連決議のない饗応などもってのほか。なんじゃ、その顔は。一人前に怒ったか。祖父の威光を借りようとも、所詮は狭い世間の鮒侍。鮒じゃフナじゃ、フナ侍じゃ」
「おのれ!」と切りかかるはずの安倍晋三、なぜか党首会談を申し込むも、あっさり断られてしまう。
「殿中でござる!殿中でござる」と取り押さえるはずの麻生、与謝野の両名。
唖然としつつもとりあえずもみ合いを演じながら下手(しもて)へ下がる。
こうして安倍「内匠頭」は切腹をまぬがれ、閉門蟄居。
その後、次期自民党藩総裁となった福田「内蔵助」。
お家再興へ向けて舵を取ることとなったが、
そこは衆議院で306士もの藩士をかかえる大藩。
かつて自民党藩を追われた平沼「不和数衛門」の帰参を許す事もなく、なんとなく場当たり的な政権運営を続けるのであった。
(続く)
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うーん・・・ダメだ。
やっぱり安倍さんには切腹、いやせめて議員辞職してもらわなければ締まらねえ。
午後の病院からの記者会見に期待したい。
by yan