富士山はいつから日本一になったのか? | 富士市議会議員 鈴木幸司オフィシャルブログ Powered by Ameba

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さて表題の答えです。

 

それは

1945年8月15日

 

この日、ポツダム宣言第8条

「カイロ宣言の条項は履行せらるべく又日本国の主権は本州、北海道、九州及四国並に吾等の決定する諸小島に局限せらるべし」

これを受諾したことにより、日本一の山は台湾のニイタカヤマではなく、富士山になりました。

  

富士山が噴火のたびにグングン大きくなって、他の山を抜いていくイメージで

一番大きくなったのは864年の大噴火だ・・・なんて真面目に考えてた人、ゴメンなさい。

  

この問題のポイントは

富士山はいつから「日本」一になったのか。

 

つまり、視点を富士山から日本にかえないと日付までは判りません。

 

「視点を変える」

 

いま、自民党総裁選挙のまっさかりです。

しかし、

福田さんの政策はこうだとか、麻生さんはこう戦うとか無邪気に論じても、

じつは何の意味も無いことにお気づきですか?

なぜ、こんなにも盛り上がらないのか?

その理由は、

民主党に渡してしまった「6年間のアドバンテージ」にあるんです。

 

自民党議員は安倍晋三を追い詰めた「衆参ねじれ現象」の恐ろしさ、

その結果、次の内閣は「選挙管理内閣」にならざるを得ない、

ということに気付いて腰が引けてます。

 

シャッポを変えれば流れが変わると脳天気に信じてるのは、

たぶんタイゾー君ぐらいです。

 

空転国会が正常化されれば、

派閥政治の常識が通用しない「小沢一郎」がでんと控えています。

 

何のために「総理大臣」を目指すのか?

それは何か実現したい政策があるからでしょ。

そのために国民は「権力」を与えるのです。

  

実現したい政策があるのに、

その度に民主党に擦り寄らなければならない。

 

テロ特措法ばかりに目が向いてますが、

ここでも視点を変えてみましょう。

自動車諸税の暫定税率をあげてきた

もうひとつの特別措置法も期限が切れますよ。

このままでは、よく見る

「この工事はガソリン税・自動車重量税で行われています

なんて看板もぐっと減ってしまいます。


かんばん

  

そんなんで

来年の予算編成が出来るのですか?

 

3月には安倍さんが約束した年金照合の期限がきますよ。

  

「あれは入院した人がした約束だから知らない」

とは言えませんよね。

 

それを知っているから、

自民党の議員はみんな「福田首相」に投票するんです。


安倍さんが選ばれた去年の総裁選。

あれは「勝ち馬に乗れ」ということで大勝しました。

あの時とはまるで構図が違います。 

 

いままで一度も総裁選に立候補したことのない福田さん。

閣僚経験と言えば安倍さんと同じで「官房長官」だけです。

それでも福田首相しかいません。

(ホントは、出たり引っ込んだりの額賀さんでもいいんですが) 

  

「怠慢与党」の担ぐ福田首相の役割は

野党に譲歩に譲歩を重ねて、それでもやっぱり我慢して、

「野党の横暴」を暴くことです。 

 

「野党の怠慢」を世論に訴えた橋本首相の逆です。

 

虐められて虐められて、我慢に我慢を重ねて、

「おいおい、あんな年寄りをあんまりイジメルなよ」

と世論を誘導してから

「あんまりです。もう堪忍袋の緒が切れました」

と解散総選挙に打って出る・・・それが、

自民党が次の選挙で勝つための唯一の方法です。

 

ね!

この配役じゃあ、貧乏顔の福田さんしかいないでしょ。

 

対する民主党はどうすればよいのか。

でーんと構えていればいいんです。

 

「テロ特措法にどのカードを切ればいいのか」

一昨日、そう豪志に問いかけられました。


「ガソリンあげよっかなぁ、あげるのよそうかなぁ」

そういう態度が一番交渉力が高い。

最後には自民党に譲歩するにしても、そのガソリン代、

ではいったいいくら掛かっているのか、

国民の前に明らかにするのが仕事です。

 

金だけ出したと世界中の笑いものになった湾岸戦争の時とは違います。

外交は票になりません。 


最強の野党となった民主党は、

肝炎被害者救済や

障害者自立支援法

といった血も涙もない法律の改正を強行に主張すべきです。

自民党は必ず譲歩してきます。

 

・・・いま公明党に離反されたら、選挙を戦えないから。

 

唯一意外だったの「小泉チルドレン」の行動です。

そもそも現行の選挙制度において、

比例復活してきたような議員が

自民党を離反するような行動をとっていいものなのですか?

そして、

「小泉さんが何を壊したかったのか」という補助線を引けば、

小泉さんの再登板はありえないことは判るはずなのに。

 

今回、民主党が亀井さんや綿貫さんと距離をとったのも良かった。

国民新党は自民党と連携してもらったほうがいい。

小泉さんが動くとしたらその時です。


民主党議員は小沢さんの言うとおり、

浮かれず、地元回りをしっかりすることです。

映画「ターミネーター」の最後のセリフを覚えていますか?


「なんて言ってるの」

「嵐が来るってさ」


「・・・知ってるわ」


                          by yan