来年には、春の統一地方選挙、夏の参議院選挙というイベントが控えている。
しかし民主党の候補者選定がなかなか進まない。
参議院には昨年の衆議選の落選候補を持ってくるしかない。
参院は衆院の2軍扱いか…という不満の声も聞こえる。
地方の人材が不足しているのだ。
民主党は、相変わらず立候補者を公募せざるをえない。
一方の自民党は、
所属している県会議員たちを競わせ、権力とカネを握って来た者だけを国会へと引き上げるという独自のシステムを持っている。
小沢代表の「あいのり候補」との決別宣言が後を引いて、知事選の候補者不足も深刻だ。
国政の対決を地方に持ち込むな、という意見もあるが、小沢理論は正しい。
苦しいだろうが、いま独自候補を立てて闘わねば「知事の腐敗」は絶ち切れない。
実は、地方に権限が委譲されていくスピードに、地方議員がついていけていない、という現状がある。
「オール与党」の地方議会には、知事の不正をチェックする機能がないのだ。
そして、金集めばかりが上手になった地方議員さんたちは、自らの能力不足に一向に気付こうとしない。
ある県議会議員さんのブログに
「知事の腐敗は間接選挙で防げる」という意見があった。
知事選挙にお金がかかりすぎるから、当選した知事は、今度は金儲けに走らざるを得ない、という理屈だ。
「知事の腐敗は間接選挙で防げる」という意見があった。
知事選挙にお金がかかりすぎるから、当選した知事は、今度は金儲けに走らざるを得ない、という理屈だ。
知事の直接選挙を廃止して、県議会議員の互選で知事を選ぼうという、なんとも我田引水の話で失笑した。
公職選挙法に引っ掛からない自民党の総裁選で、一体どれくらいのカネが動いていることやら判らないというのに、それを日本全国でやられては、献金するほうは堪らないよ。
そんな笑い話と共に今年も暮れてまいりました。
皆様の健康とご多幸を祈念してペンを置きます。
by yan