シャネルにヴィトン、使い古された高級ブランドバッグが物語るものとは | GOSSIP MADEMOISELLE

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“本当の贅沢とは高価な物を

何度も繰り返し使う事。

バッグの傷や汚れは刻まれた歴史であり

持主の生き様、人生の証である。”

 

Vogue Japanの記事にあった言葉。

 

Resource: Pinterest

 

大昔、大学生時代のバイト先での事。

 

そのバイト先にはとにかく華やかで

「JJ」等ファッション誌で読者モデルを

やってるような女子が沢山いた。

ゆえにファッションも派手で

皆、高価なブランドバッグを持って

キラキラヒラヒラ。

 

そんな中に1人ちょっと毛色の違う

地味目な女の子がいた。

 

Resource: Pinterest

 

そしてある日の事。

その彼女が更衣室に入って来るやいなや

彼女を見たキラキラ女子の1人が

“え~そのバッグ可愛い!”

 

その彼女が手にしていたのは

使い込まれてクタクタの

ルイヴィトンのスピーディー。

 

モノグラム柄はかなり日焼けしていて

持ち手部分は黒ずんでテカテカ。

でもその使い込んだ感が逆に

カッコ良くとてもお洒落だった。

 

Resource: Pinterest

 

“これ、おばあちゃまのを貰ったの”

 

その一言の威力はすさまじく

他のキラキラ女子が持っている

新品のヴィトンやハンティングワールド

シャネルのバッグが色褪せて見える程。

 

お金じゃ買えないブランド、育ちの良さ

みたいなものがそのバッグから

垣間見えた気がした。

 

Resource: Pinterest

 

そして約5~6年前、渋谷のビストロで

食事をしていた時の事。

店内にいた20代前半位の女の子に

思わず釘づけになったマドモアゼル。

 

彼氏らしき男子と一緒のその彼女。

白いヨレヨレのTシャツ&ストレートの

ダメージデニムにスニーカーと言う

至ってシンプルな服装だったのだが

その肩にはシャネルのチェーンバッグ。

 

Resource: Pinterest

 

くすんだ輝き放つゴールドのチェーンに

ヨレヨレの褪せたブラックスキン、

デザインからしてかなりの年代物。

ヴィンテージショップで買ったのか

親から譲り受けたのか。

 

でも粗野にも見える彼女の

シンプル過ぎるファッションに

年季の入ったバッグは絶妙にマッチして

美しく、ゴージャス感さえ漂っていた。

 

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若い女の子が真新しい高級ブランドバッグ

を持っているとどことなくいやらしく

薄っぺらく見えたりする。

 

でも使い古されたヨレヨレのバッグだと

親から譲り受けたのか一生懸命貯めた

お金で買った中古品なのかと

何だかいじらしく可愛く見えてくる。

 

同じく大人がクタクタの古いブランドバッグ

を持っているとこの人はきっとモノを

大切に使う堅実でセンスの良い人なんだと

勝手に清々しさを感じたりする。

 

Resource: Pinterest

 

ストーリーとか人生とか大それた事でなく

ボロボロに使いこまれたバッグには

見栄や虚栄、見せびらかしの破片はない、

ゆえに見る人を穏やかな優しい気持ち

にさせる。

 

だからカッコ良く、そして尊く見えたり

するんじゃないかしらね?