2年前のパリ旅行での出来事。
市内を移動中、ヴィンテージショップが
数軒並ぶちょっと素敵な通りに遭遇。
ちらっと中を覗くと店内には
エルメス、シャネル等高級ブランドアイテム
がごっそり並んでいる。
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何と言ってもそこはおフランス、
ラグジュアリーメゾンの本家本元。
もしかしたら超レア物CHANELの
ヴィンテージバッグとかあるかも?
パリで見つけたヴィンテージなんて
ちょっとお洒落じゃない?
ふっとそんな考えが頭をかすめ
気づくと店の扉を押し開けていた。
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店内は雑然としていて
店自体がヴィンテージですか?
みたいな古びた雰囲気。
バッグは定番デザインから
かなり珍しいデザインのものまで
案の定種類は豊富。
が、しかし…
ヴィンテージだからしょうがないにしても
使い込んだ感半端なくどれもかなり汚い。
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大きなシミがついていたり、
持ち手が黒ずんでいたり
革がボロボロになっていたり
金メッキ部分が剥がれていたりと
かなりの劣化ぶり。
しかもそんなダメージ品にも関わらず
数十万円とか結構な値段がついている。
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店頭に出す前にクリーニングするとか
補修するとかしないのか、
中古だから汚くても当たり前!って
感覚なのか。
これならあと数十万円足して
新品買った方が絶対良い!
そう思ってしまうレベル。
何店舗か見たけどどこも同様の
クオリティ。
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それに比べ日本の中古ブランド品販売店。
売られている商品は中古であっても
かなり綺麗にメンテナンスされていて
シミやキズなんてほとんどない。
実はマドモアゼル、過去に中古販売店に
CHANELやルイ・ヴィトン、GUCCI等の
衣類や小物を売りに持ち込んだものの
“ほつれがある”“変色が見られる”と言って
引き取るのを断られた事が数回ある。
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パッと見そんなの分からないレベルだし
1回しか袖通してないのもあったし
“そうは言ってもCHANELよ?
ヴィトンよ?多少ほつれてても
欲しがる人いっぱいいるはずよ?”
なんて思ってしまうけど。
先方からしたら
“お客様にお売りできる商品ではない、
たとえ一流ブランド品であっても“って
感覚なのよね、きっと。
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”中古であっても私達は一流ブランド品を
取り扱っております“と言ったプライド
みたいなものがそこには感じられ
全く以って恐れ入りましたわ。
と言う訳パリではヴィンテージでなく
新品を購入するべし、
を悟ったマドモアゼルなのでした。