“売れ残り女”の優雅でゴージャスな反逆 | GOSSIP MADEMOISELLE

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かつて日本では

“女はクリスマスケーキ、

24までは余裕で売れるが

25過ぎたら誰も欲しがらない”

なんて言われてた時代があった。

でも今はそんなの古い概念。

 

結婚自体がそんなにステイタス

のあるものでもなくなり、

既婚でも独身でも自分の人生は

自分で自由に選べるって

今はそんな時代。

 

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片や隣国の中国では

“27歳過ぎても結婚していない女は

剰女(売れ残り)”と言われ

肩身の狭い思いをするという風潮が

未だにあるんだとか。

 

しかしこれは封建的な中国社会が

独身女性の増加を抑制するために

意図的に造り上げた概念とも言われており

その風潮に抗う女性達も増えているそう。

 

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そして興味深いのがその抗議の手法。

 

抗議運動や政治活動で自身の主張

を表明するなんて言うもののでなく

経済力、キャリアを身につけ

“独身であってもみじめでない、

幸せそうな自分”をアピールすると言う

のが彼女達のやり方。

 

そのために効果的な小道具が

“高級ブランド品”。

 

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エルメス、シャネル、ヴィトンにバーバリー

ディオール、GUCCI。

 

消費主義の中国人のマインドを逆手にとり

そんな高級ブランド品を身に着けることで

“魅力的でゴージャスな自分

皆に羨ましがられる自分”を演出し、

周囲にそれを誇示する。

 

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派手な消費をすることで結婚しなくとも

自分達は立派に経済的に自立している

国民なんだとアピールする。

 

それが“剰女”のレッテルに抗う彼女達の

優雅でラグジュアリーな抗議活動。

 

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なるほど、高級ブランド品は

屈辱的なレッテルから自分達を

守るための防具であり、

自分の価値を示すための道具、

いわゆるマウンティングツールってわけね。

 

薬指のリングよりもステイタスあるものを

自分達は手に入れられる、自分の力で

みたいな?

 

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“幸せは最高の復讐である”と言うけど

“ゴージャスで幸せそうな自分でいる事が

最高のマウンティング”と言う事ね。

 

これは素晴らしい。

人生の勝ち組負け組なんて

他人が決める事でも

社会が決める事でもない。

 

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エルメスのバーキンにシャネルのバッグ

ルブタンのヒールにカルティエのリング。

そんなハイブランド品を身に着ける自分が

勝ち組だと思うならそれを全うするべし。

結婚して子供を産んで家庭を築く事こそが

幸せだと思うならばそれを信じれば良し。

美しい女こそが人生の勝者と思うなら

整形でも何でもして美を極めれば良い。

 

幸せなんて人それぞれ。

何が自分の本当の幸せなのか、

それを知っている人こそが

実は最たる勝ち組なのかもね。