前記事よりの続き。
マドモアゼルが夜の街で出会った美しい男性。芸能人レベルの容姿に高級品を身にまとい、女に不自由する事はないんだろうなと誰もが思う様な彼…その正体はホストだったのだ。
正体バレした本人は少々気まずそうだったが、はっきり言ってもっとヤバい職業かと想像していたこちらとしては“な～んだ、ホストか”って感想。
しかしホストなんてテレビの中でしか見た事なかったマドモアゼルは興味津々で早速、ネットで色々リサーチ。すると、本当にいるのですね。ホストにはまってお金を貢ぎ、果てはお水どころか風俗にまで身を落とす女性達が。そんなネット上に溢れる情報に衝撃受けるマドモアゼル。
そして彼は、知られざるホストの世界を色々話してくれた。今、彼には所謂『太い客』（多額の金を落とす客の事）がついててその客に店で一晩500万円使ってもらった事もある。そのお客には色々貢がれてて（結局、時計も服も全部客からのプレゼント）、関係を迫られているが自分は興味なし。ちなみにそのお客さんの職業は女医さんだったとか。
最初はそんな知らない世界をちょっと垣間見れたり、自分と全く違う世界に属する彼に好奇心みたいのを感じていたマドモアゼルだったが次第にそんな気持ちも冷めていく事に…。
と言うのもその彼、ルックスが良くてとっても優しいが滅茶苦茶、物覚えが悪くて何度も同じ事を聞いて来るのだ。こちらが話した事はすぐ忘れるし、話題が乏しいから話しててつまらない。
これがプロのホストなのか?これで客にお金を払えと？
その時、マドモアゼルは悟ったのです。
顔が良くて優しいだけの男性はそれだけで女性が寄ってくるから自分に対し、他人に対して努力をしないのだと言う事を。結果、そう言う男性は女性に依存して生きていくしかないのだと言う事を。
やはり男性なら何らかのコンプレックスを抱き、そのコンプレックスを克服すべくちゃんと努力をするべし。若さや容姿はいつか衰えるのだから早いうちにそれに気づいて自分自身に＋＠の魅力を身につけなくては。
結局、彼の浅い薄っぺらい部分が目についてきて、最後にはあれだけカッコイイと思っていた顔も安っぽくにしか見えなくなったマドモアゼルは彼と会うのを止めたのだった。
勿論、中にはプロ意識を持った有能なホストはいると思う。でも大半はああいうレベルなんじゃないでしょうか？
マドモアゼルがホストと呼ばれる男性から学んだ事はそう言う事。
ホストクラブで豪遊して詐欺行為で逮捕された例の女医さん。彼女がホストと呼ばれる男性から学んだ事は何だったのかしら。聞いてみたい気がする。