(中岬=なかさき)
こちらの言葉では訛って「なかじゃぎ」と。
今は江差町字水堀、旧泊村
江差とはアイヌ語でみさきのある所。だが
旧江差町には岬が一つもございません。
江差の陸から沖を見ながら
左には、上ノ国町の大岬=おおさき。
右にはこの中岬が見えます。
大崎のむこうに石崎があり
中岬のむこうに
太田岬があって
その内側にいくつかの
中岬があるのです。
岬に名前がついてない岬だから
ここを特定して中岬と呼んだのでは
この岬を登る坂道を
〝砂坂=すなじゃが〟といいます。
馬が歩いてるすがたに見える岩を見ました。
この岩は江差町の海にあるのです。
なぎさから300メートルくらいも離れてますかネ。
私が5歳くらいの時に孫じいさんが亡くなりました。
そのお葬式で、隣街にある
焼き場まで歩いての途中の話です。
○焼き場までの距離は5キロもあったでしょうか。
その頃は、徒歩があたりまえのことですから、
今から80年も前のことですから
○私が従兄弟の腕にすがっていて
ふと見ると海の中を馬が歩いてるではないですか?
従兄弟たって立派な青年ですヨ。
○帰り道、アッ、煙があがったなと言うものですから
私もふりかえって見ようとしたら
うしろを見るなッ!と、
焼き場の帰り道で振り返ると、「魂がついて来るから」
と言われました。
[厚沢部紹介]
(下=しも地区)
《畑内=はたない(緑町)》
○江差営林署の事業所があって、
樹木の種子を発芽させ〝苗木〟を育てる畑=はたない。
後に檜山営林署と昇格したのです。
町制執行で緑町と改名。その後
田んぼを宅地化して団地造成し、緑町が大きくなったのです。
もともとは
アイヌ語が語源で
小さいけれども小川ではなく中くらいの川が流れてるのです。厚沢部川の支流。
この川の付近に沢山の〝えら草〟(クセがなくあっさりした味ですので、
誰でもおいしく食べられる親しみやすい山菜です) が生えてるので
えら草の生えてる川=はたない川が語源だそうです。
川にナイのつく川は〝水が枯れる川〟を意味してるそうです。
夏から秋にかけて水が枯れて。
また雪解け水で復活するのです。