感染家族 | いつもと同じはずが無い ~ミー将軍と共に~

いつもと同じはずが無い ~ミー将軍と共に~

ミー将軍てのは先代であります。猫ですが将軍でした。
天国に旅立ちましたが、今後も先代の魂とともに頑張りたいと思います。

ブログの内容は何を書くかとか決めません、ノープランでやってます。
ただ言えるのはこれが『とある猫が好きな将軍』の頭の中であります。

アンニョンハセヨ!猫将軍でおます

 

昨日休みだったんでシネマート新宿、行ってきました

観てきたのはコレ

『感染家族』2019年の韓国映画!

ちなみに原題は『기묘한 가족 キミョハン カジョク』、意味は「奇妙な家族」

ゾンビを題材としたハイテンション・ホラーコメディ!

 

 

あらすじ

田舎の寂れたガソリンスタンドで暮らすパク一家

ある日、製薬会社を首になった次男ミンゴルの帰郷と時を同じくし、

父のマンドクが突如現れたゾンビ噛まれてしまう

ゾンビの生態に知識のあるミンゴルは父を始末すべきだと主張するが、

なぜかマンドクはゾンビにならないどころか一夜にして若返る

そこで一家はゾンビを利用した「若返りビジネス」を思いつくのだった…

 

 

感想

いやぁムチャクチャでおバカな映画だったねぇ~w

でもやたら勢いがあって、凄い好き!めっちゃ面白かった!

一家はどうしようもない奴らなのに憎めないどころか愛おしい位で、

もうとにかくずっとテンションが高くて、最高に楽しい映画だった!

 

でさ、ゾンビでコメディといえば『ショーン・オブ・ザ・デッド』じゃない!?

でも個人的にはこっちのが断然好きっ!

なぜって?だってこっちの映画のが深い愛を感じるんですもの!

恋愛あり家族愛あり、何よりこの映画自体がゾンビ愛に満ちています

有名なゾンビ映画をいくつか観てる人なら思わずニンマリしちゃうような、

数々のゾンビ映画へのオマージュもあります

何より劇中でゾンビの説明をするのに見せたのは韓国映画の『新感染』w!

 

前半は割とコメディ色強めに展開します

ゾンビが怖いどころか若返りたくて皆噛まれにいっちゃうんだもんw

なんつぅか、金だの若さだのに躍らされて…人間の業よね

 

でも後半のパンデミックからが超凄い!

一気にシリアスなゾンビ映画と変わらない激しさになります

しかも色んな展開がぶち込まれ映像的にもド派手に進むもんだから、

観ているこっちまでテンション上がって興奮状態だよ!

そしてここからの家族の結託がまた泣かせやがる

ちくしょうやっぱり「愛」なんだね、分かっていたけど感動しちゃったよ!

 

で、ラストはめっちゃ後味爽快でスッキリ、しかも笑わせてくれる!

意外過ぎるオチは是非劇場で観て欲しいw

 

キャストも異様に豪華なのがなんか笑えます

『殺人者の記憶法』『パイレーツ』、ドラマなら『熱血司祭』で大人気、

売れっ子俳優キム・ナムギル!

更にあの名作『彼とわたしの漂流日記』のチョン・ジェヨン!

他にもオム・ジウォンやパク・イナンといったビッグネームが!

皆キャリア長いから役作りにこだわりまくっちゃって、

結果、各々がキャラが濃ゆい素敵な一家になっちゃってるんだよね

注目して欲しいのは若手だけど存在感抜群のイ・スギョンちゃん、

不愛想だけど芯の強い末娘・ヘゴルを演じてます

 

そして事の発端である若者ゾンビ、演じるはチョン・ガラム!

こやつがまた超~イケメンなのよ!でもってゾンビ仕草が可愛らしいw

この可愛いイケメンゾンビにヘゴルはデレデレになっちゃうんだわ

まぁしょうがないよね、イケメンで可愛いんだもん(*´ω`*)

そんな彼がゾンビなのにヘゴルの為に頑張るシーンもあって、

ここでまたジーンときちゃう単純なワシw

 

まぁとにかく面白いんですよ!

残酷なシーンだとか、『新感染』の時みたいな悪党はナシ!

笑いと愛、そして感動に満ちた内容だったと思います

設定は確かに新しいんだけど、古いゾンビ映画へのオマージュも感じます

ゾンビ映画として新しいけど基本を大事にしている、それが『感染家族』なんですね!

てな訳で『感染家族』、興味を持たれた方は是非どうぞ(・ω・)ノ

 

 

おしまい

 

 

※以下、ちょっとネタバレしつつオマージュ・パロディと思われるシーン紹介

 

・ヘゴルのゾンビとの恋愛シーンは『ウォーム・ボディーズ』に似てます

・ヘゴルが初めゾンビをペットの様に飼うのは『ゾンビーノ』ぽいw

・ゾンビの抜歯、芝刈り機が凶器、は『ブレイン・デッド』オマージュ?

・ゾンビが臭いで人間とゾンビを判断するのは『ウォーキング・デッド』?

・ゾンビが生き返る様を「リ・バイ・バル!」と力強く語る次男ミンゴル、

 これ、長男の嫁ナムジュ演じるオム・ジウォンが最優秀女優賞を獲った映画、

 『リバイバル 妻は二度殺される』を意識したんじゃないか!?違うかな!?

・ラストの方でトンネルに辿り着くけど、『新感染』もラストはトンネル(←これは考え過ぎ?)

 

以上、単にこういうの「あっ」て思いながら観ると楽しいよねっていう話です