昨日、40日ぶりに下高井戸(杉並区の南端)に行きました。すると、駅北口前の風景が一変していました。「下高井戸駅前市場」が再開発で取り壊されて、更地になっていました。駅北口の先に用事がある私。「駅前市場」があったときは、駅の出口の前にある「市場」の中を通り抜け(店々の品物を見て楽しみながら)目的地に向かったのですが、もうそのルートはありません。え?どうやって行く?と超方向音痴の私は一瞬迷いましたが。よく見ると「更地」の向こうに、見慣れた道が見えたので、更地を迂回して目的地に着きました。
ところで、下高井戸は不思議な場所です。地名の「下高井戸」は杉並区。で、京王線の「下高井戸」駅は世田谷区にあります。そして下高井戸の商店街(下高井戸駅前商店街)のほとんどは世田谷区にあります。だから「下高井戸で会いましょう」とか「下高井戸で飲もう」などと言うときの「下高井戸」は世田谷区の街です。品川駅は港区、目黒駅は品川区、板橋駅は北区という駅名と「区」がズレているのはありがちですが、下高井戸ほどのズレは珍しいのです。
「駅前市場」だけは杉並区にあったのですが、今回の工事で「杉並区下高井戸」の商店は激減。再開発の後はどうなるのでしょうか?
↑2021年10月の下高井戸駅前市場。
「高井戸」続きで、もう一つの話題。 新宿駅近くから甲州街道沿い(玉川上水沿い)に「高井戸」を越えて「桜上水」まで続く長~い遊歩道の渋谷区部分でなにやら問題が起きているようです。
遊歩道の再整備にあたって渋谷区が1基400万円もするベンチを15カ所置いたり、1平米17万円もする豪華な敷石を敷いたりという計画が進められているとか。渋谷区は金の力にものをいわせる手法で公共空間の「市場化」(宮下公園が典型)が激しく、なにかと問題がありますが、住民に親しまれ続けているこの遊歩道はさすがに「有料」にはできないようです(樹木の伐採は住民の反対で上手く行かなかったようです)。そしてそれならばと「ぜいたく緑道」でお金を利権関連業者に回した?油断しているとも遊歩道内に、も、有料でしか使用できない場所を作るかもしれません。
東京の今日は雨の日。コロナ感染が急拡大していて、猛暑の時は「熱中症」と「コロナ感染」の症状が似ていて紛らわしかったけど、いまの頭痛、倦怠感ははコロナをまず疑うべきかな?
それでも、良い一日を!
☆写真/画像1,2枚目は昨日の下高井戸駅北口の元「駅前市場」の更地。2021年10月の駅前市場(1枚目とほぼ同じ場所)。4枚目は渋谷区の「せいたく緑道」問題を報じた。今朝の東京新聞1面。
↓ここにも下高井戸駅前市場の取り壊しについて書いています。
↓去年の今日のブログです。去年は梅雨が明けようとしていました。