お寺からの「法語月めくり暦」の9月は「信解」? 空海さん、達筆すぎて読めません。  | あと猫の寿命ほど。如露亦如電2024

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  2013年58歳の春に「うつ病」でダウン。治療に4年半。気づくと還暦を過ぎました。
  66歳になった2020年夏に「ああ、あと猫の寿命ぐらい生きるのか」と覚悟。世の中すべて如露亦如電です。

ニコニコ 涼しい日曜日。

 私には、身体が休まるから良いけれど、農作物にとってはどうなのかな? 例年通り、9月中頃まで「まだ、こんなに暑い!」みたいな日が続いた方が良いのではと思います。このままだと今年は結果的に「やや冷夏」ということになるかもしれません。オリンピック期間だけ猛暑?

 

ショボーン 毎週末は「新聞を読む」ことにしています。でも今週末は、自民党の総裁選にマスメディアがいっせいにシフトしています。お祭り騒ぎのよう。でも、それって(実質、次期総理大臣を選ぶ選挙にしても)一政党の組織内選挙、五輪よりもさらに公的なものではないのに(当然税金が投入されているわけでもない)、マスメディアは、なぜいっせいにそっちに動くのか? コロナ対策とか、経済対策とかがあるのに、国会開かないでの政党選挙って、そこは違うと思います。

ウインク お寺からもらった月めくりのカレンダー「今月の法語」、昨夜に8月のままなのに気がついて捲りました。9月は「信解(しんげ)」とのこと、このカレンダーに書かれている文字は、空海さんが書いた「信解」。でも達筆すぎて読めませんでした。

 

 信解とはなにか? “仏になるということは、その教えを信じることに始まり、教えを正しく理解(体得)することで成就します。(以下略)”ってこの月めくりカレンダーに解説文があります。それが「信解」。う~~ん。この場合の「仏」とはブッダ=目覚めること=悟ることなのかな?その世界は「大日如来」の世界だって空海さんは説いたとか・・・。

 

 現実世界は、コロナ、五輪、政治劣化、菅氏の自民総裁選不出馬などでハチャメチャ。この「現実世界」での「信解」は大変です。

 とりあえず、凡夫たる我は、無難な「ベランダ菜園」の手入れしようっと。おねがい 土いじっていると、心が収まります。

 

キョロキョロ 以下は、読書の話し。

 新聞の読書欄はやはり土曜朝刊の毎日新聞が良いです。沼野充義さんが推す「ナターシャの踊り ロシア文学史」(オーランド・ファイジス著・鳥山佑介、巽由樹子、中野幸男 訳:白水社)は読みたいけど、上下巻で合計1万円以上。高価すぎて・・・、で壇蜜さん推しの「ボクんち事故物件」(松原タニシさん原案、宮本ぐみさん漫画:竹書房、1~3巻各1100~1210円)は・・・、少し清野とおるさん的世界なのか?

 

ニコニコ 金曜だったかな、テレビに石破茂さんが出ていて、「人新世の資本論」の斎藤幸平さんと対談みたいなことやっていました。石破さんは総裁選に出るとか出ないとか報じられていますが、しきりに「資本主義」の問題点を語ってました(自民党として大丈夫か?と思われるほど)。その依拠するところは「里山資本主義」?かな。一方、斎藤さんは最近別のNHKの番組では「柴咲コウ」さんとも対談していました。そんなテレビ番組を「斎藤サンって、東大王の鶴崎さんみたいだな」って思って見ていたのですが、斎藤さんと石破さんとの対談の中で、石破さんの言っていることは「里山資本主義」より「社会的共通資本」(宇沢弘文)さんの考えに近いのかな?と思いました。

 そういうことで、昨日から「社会的共通資本」を読み直し。ついでに関係しそうな数冊を、部屋の本棚から「掘り起こして」これが月曜から「1週刊に読む本」にしました。

 

 

ニヤリ 選んだ本は、「社会的共通資本」(岩波新書)、「里山資本主義」(角川ONEテーマ21)のほか2冊「定常型社会」(広井良典:岩波新書)と「カールポランニーの経済学入門(若森みどり:平凡社新書)。いずれも再読になりますが。内容は、けっこう忘れていますし、ちゃんと読んでいない本もあります。

 そして、これらの「堅い」本ばかり読んでいるのも辛いから、お気に入りの漫画や小説も読んでバランスとっていきます。

 

 

☆写真1枚目は「ベランダ菜園」のローズマリーの花。この「匍匐性」のローズマリーは秋に花を咲かせます。蚊除けにもなるというので、窓際に置いています。3枚目は5月に種を蒔いて、酷暑ベランダの夏を乗り切ったイタリアンパセリ。これから生長して秋の食卓に貢献します。キアゲハがついたら彼等の食料になります。2枚目は「信解」との空海さん=弘法大師の文字。その後の4冊の新書の画像は、この1週刊に再読予定の本です。「里山資本主義」は、評価する人が多いけど(石破さんも)、でもそんな「資本主義」も、その「非人間性」は「里山」であっても、「収益性」「合理性」を追求しすぎて「里山」から家出すると暴走していくのではないかな? 「安全弁」が必要な気がします。読後感は来週あたり書く予定です。